オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

アスペルガー、困った方のアスペ。

アスペルガー症候群である夫は執拗でしつこい。

ご自身もアスペルガーで、カウンセリング業をされている方の本にこんなことが書かれていた。
「アスペルガーには良いアスペと困ったアスペがいて、困ったアスペは何を言われても反論して素直に受け入れようとせず、屁理屈や言い訳が多く、ちょっとした言葉尻をとらえてしつこく追求してくる粘着質なところもある」
うちは確実に後者だ。

そしてこんな事も書いてあった。
「こういうタイプはお引き取り頂いています」と。

別のアスペルガーの方のブログに、その方が奥様から「あなたは私がうんという事を会話と思っている」と言われたと書かれてありましたが、私の夫もこれにあてはまる。

夫との会話には、終わりが無い。

会話をし、私が賛成するまで、話は終わらない。私が違う意見を持ち続ける限り、それが理解出来ない、何故そう思うのだ、だってこうならどうだ、ああならどうだ、私の意見がいかに考えなしか、意味がないか、それを私が「あなたが正しかった」と言うまで続く。

しかもそれで終わらない。後でまた「さっき言ってた"あなたが正しかった"は、本心か?」とくる。
とにかく執拗だ。


定形だったであろう過去のボーイフレンドとのケンカでは、しばらくお互い無視して、どっちからともなく話かけ、自然に仲直りする、という工程を踏んだのを覚えている。
またはどっちかが謝り、もう1人も「こっちこそごめんね」と言って仲直り。

夫とは決してそのような終わり方はしない。

昨日は夫から逃げて部屋に篭った。
今朝はなるべく感じ良く朝の挨拶をしたが、「昨日僕が言ったこと、この件に関しての君の言動がどれだけおかしいか、あれから考えてみたか?」とくる。

私は夫から執拗に責められた時はまず自分の周りを取り巻くその空気を浄化する。指バサミで自分の周りをザクザク切って丸めて遠くにポイッッッッ!と投げ捨て、瞑想をし、笑える動画を見るか本を読む、等々で。

そして自分に対し、自分が世界でたった一人の価値のある人間であり、それは誰にも否定する事は出来ず、今ありのままの自分がどれだけ素敵かと言う事、それからどこにでも自由に行けて食べたいなと思うものを食べることが出来、自分の好きな仕事をして、自分も子供達も親兄弟も健康でどれだけ自分が恵まれていて幸福であるかを再確認する。

それから可能であれば美味しいものを食べたりシャワーを浴びたりして五感を使って幸せと感じられるように努力する。

そして寝る前は単純にリラックスしながら寝れるように環境と気持ちを整える。
これが、カサンドラ症候群と思われる症状を患った経験から学んだ私の精神浄化法。

だから、昨日私が部屋に籠るという結果に終わった会話について、私がそれを考える訳が無い。私がすべき事は、いつものように精神浄化。自分のメンタルヘルスを保つ為に。

そもそも私にも私の考えがあってした事なので、私は夫が言う「私の言動がおかしい」という主張には同意していないし、するつもりもない。

そして今朝はそこから3時間半に渡り、「私の言動がおかしい」を私に認めさせる為に夫は執拗に喋り続け声を荒げ暴言を吐いていく。

結局終わらないのでまた、私が部屋に籠る、という結果で今朝は終焉を迎えた。


そして夕方忙しく子供達にテーブルの準備をさせようとしながら、同時に夕飯の支度を終わらせようとしている時にまた夫は来た。

午後に一言だけ言葉を交わした時の私の言葉が、本心なのかどうか、と。

そう、一度だけ午後に言葉を交わした。

自分では抱えきれないストレスを既にかかえている夫は、自分の主張を妻が認めないという事実に怒りを持ち、キッチンを通るときに、言わなくても良い事について、使うべきではない言葉をわざわざ使って嫌味を吐いた。私も一昨日昨日今朝と続いた夫の執拗な意見に大概いい加減にしてと思っていたのでそれに呼応してしまった。「はいはい、そのようですね、いつも正しいのはあなたはなんだから」と。

ここの「そのよう」について私が本心で同意したのかどうか、と聞いてきたのだ。

定形とのやりとりであれば、この嫌味同士の会話が本心ではなくただの「嫌味」だけの無意味な言葉のやりとりだということは、話し合って確認する必要すらない。

だけれども夫は、私がこのように意地悪な言われ方をされた事に対し「へーへー、あんたの言うことが正しいよ、だってあんたがいっつも正しく、私はいつも間違ってるんだからねぇ!」と返した嫌味でさえ、嫌味とは理解できないばかりか、「本当にそう思ってる?」などと確認してくる。

そんな訳なかろうが。

結局、そうは思って言ったのではないと言うとそこからまた始まった。嘘つきと言われ、夫婦関係に対し不誠実だと言われ、言うことがこうやって変わる事が本当にストレスだと言われ、それについてどう思う、と言われ。

子供達にご飯を食べさせないといけない
テーブルを用意させたい
子供達は遊んでて言うことを聞かない
調理も終わらせないといけない

という状況の中、話しかけてきたその瞬間から、今日は3時間以上も話をして気力無いから今日はもうやめてと何度もお願いし続けたのに「真剣に話せば10分もかからないはずの会話だ」と言い椅子にドカッと座って話し続ける夫。

テーブルを用意するでもなく、子供達の世話をするわけでもなく。仕舞いには調理の手を止め上の子を捕まえてテーブルを準備してと言い聞かせる私に向かって「自分自身が人の言葉に耳を傾けないくせになんで長男に自分の言う事を聞けと言うんだ?おかしいだろ?おかしいと思わないか?ん?」と。

そこで私の忍耐の糸は切れた。

「勝手にして。」

一言言って部屋に籠った。
泣きながらカウンセラーに電話をした。
彼女は今夜はこれ以上私に接触しないように夫に電話して言ってあげるから、と言ってくれ、切ったあとすぐ夫の電話が鳴った。

その後は夫と子供達が自分達でよそって夕飯を食べてる音が聞こえてきた。
いつものように夫は食べ終わったら「終わったらテーブルを片付けなさい」と子供達に言い、テーブルを離れ自室に行った。
食べ終わった様子の子供達はお互いの役割を言い合って協力して片付けていた。もちろん夫がそのままおいていった夫の皿なども。


これが今日の出来事。
夫が寝たら夕飯を食べよう。

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