オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

犬が死んだ

先週11年飼ってた犬が病気で死んだ。

内蔵出血がひどく本人は貧血のようで、痛みも激しく安楽死をとった。
夫は仕事(電話で2人で泣きながら話た)子供達は学校だったので私が1人で看取った。
私はその日の午後から夜の仕事の日だったが休み、それ故子供達のお迎え出来るからと夫にメールをしたら、「一体またなんで?」
と返事が来た。
休む事に対しての質問だと思った。
仕事にならないのが目に見えてるからだ。マッサージ師の私は患者さんと1対1で部屋で施術をする。身体や気持ちの不安定さで、めまいをお越しそうになる感覚を持つ私は、仕事の前の日はお酒辛いモノ等はとらない。仕事中、重たいものを食べたり、大量にモノを食べたりしない。
そして、誰もいない家に彼の亡骸をたった一人で何時間も放置しておくということも耐え難かった。

「彼を一人で家に置いとけない、最後の夜は家族で過ごしたい、これで充分な理由になるかと思うんだけども、大丈夫かな」
と送ったら

「その判断に感謝する」
と返事が来た。

それ以降、毎日24時間1分1秒寂しくて泣いてはいない。
1日に、何度か寂しい波が来る。
今日仕事から帰って来てその波が来て、沈んでたら、夫に

「なんで寂しいんだ」
と言われた。
「犬が死んだから」
と言うと、
「犬が死んでなんで寂しいんだ」
と夫。


「いつも一緒に暮らしてたのにいなくなったら寂しいでしょう」と言った。
すると、
「君と犬との間にそんなコネクションがあったとは感じなかったけど」と夫。

ここで私は皮肉を言われていると感じ防御の体制となる。

夫は「トリートも骨も買ってこない、散歩もいかない、可愛がってるように、大事にしてるようには見えなかったからなんでだろうと思って」と。

子供ができる前は時間も体力も気持ちも全て犬につぎ込んでいたが、子供達が出来てからはそれどころじゃなかった。
事実だけを見た時、言い訳に過ぎないであろうが、新生児、初めての育児、上が1歳になったら下の子を妊娠、下の子が産まれてから幼児と赤子の世話はとても大変だった。

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