「うちの子片付けが出来なくて。」
良く聞く言葉です。先日ティーンの息子さんをお持ちのお友達がボヤいていました。掃除をしてもすぐにまた大惨事になるそうです。
私は「声はかけて後はほっときゃいいんだよ。本人困ったらやるよ」と言いました。
すると友人は、本人に任せといたら何週間もそのままで足の踏み場もなくなる、だから埃も溜まる、本人喘息気味だし…との事でした。
「オリーブちゃんはどうしてるの?」と聞かれたので私は言い放ちました。
「そのままにしてるよ、永遠。」と。
うちは下の子は割と綺麗好きなのでそれこそ何も言わなくても時々綺麗に色々並べたり整頓したりしていますが、上の子がこれまた私に似て散らかし上手です。
二人を見ていると、人間って本当に産まれながらにしての性質があるなと思います。
私は今はお母さんなのでそれなりに毎日整頓して最低限のお掃除などもしますが、子供達が父親の所に行っている数日はひどいもんです。子供達が帰って来る前日まで整頓掃除など一切致しません!
日本で3年同居していた先輩がご結婚されてから旦那さんの事を「床に落ちてる脱いだ靴下を拾わないんだよ、見えないのかな」と言ってた事があったので、「見えないわけないじゃないですか、バカじゃないんだから。見えてても全く気にならないんです」と熱意をもって代弁したのを思い出します。
私は上の子に部屋を片付けるようにとひたすらニュートラルに声はかけますが手は出しません。
ほっといたら掃除機がかけられてた、ベッドが綺麗になってた、床に脱ぎ散らかした洗濯物がどっかに消えて綺麗になって戻って来てた、という環境の中で育つ方が、むしろ永遠と出来ない人間の道まっしぐらだと思うのです。
ですので、朝学校の制服が無くて前日着た臭い服を着て行った日もありました。そんな時は盛大にヤジを飛ばすよう心掛けています「くっっっさ!!恰好悪~!」と。
昨夜、ゴソゴソガタガタと部屋で何かをしていた上の子、「ママー、これ今洗って、お願い。明日の服が無い」と制服を出してきました。ママの営業時間外なので自分でするように言うとやり方を忘れたというので洗濯機の回し方を教えました。
そして部屋に戻りまたガサゴソ。どうやらお片付けをしているようなのです。
そしてそろそろ寝なさいと私が部屋に行くと、だいぶ部屋が片付いていて「なんか部屋が散らかってると気持ちが落ち着かない気がする」と。
我が子よ!よくそこに辿り着いた!! それはどうやら真実らしいぞ!私は未だにその境地には辿り着いてないが (笑)
…という感動はおくびにも出さず、「そうねぇ、部屋が整頓されていると頭もクリアになるって言うね。綺麗になったじゃない」となんでもない風を装って言っておきました。
人間は自分で何かを感じないとなかなか自らの行動を変えようとしたり本気でどうにかしようとは思いませんよね。
上の子の部屋は何日かけてまた散らかるのでしょう。そして再び自発的に片付けを始めるその日まではどれくらいかかるのでしょう?こっそり数えてみたいと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
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