今朝、子供達がまだ寝ている私のベッドの上に乗ってきて、その後二人で邪魔だの足が当たっただのと小競り合いを始めた。私が二人ともにやめなさいといったら下の子がベッドから降りようとしながら上の子の腹の上に座り上の子がギャーギャー文句を言った。
そこで夫が下の子を呼び、正座だ、と言ったが下の子は抵抗。その後何度か叩き、それでもしないので外に出し、そこから中に入れてからまた正座と言ったがせず、また何度も叩き、(したの子の右の太ももは赤くなった)それでもしない下の子のくるぶしを掴み足を正座の形に折り曲げて床に何度も強く叩きつけた。膝がバンバンと床にぶつかり音を立てた。
そうして夫は私に｢言ってもきかない、外に出してもだめ、叩いてもダメ、正座させても叫び散らす、次はなんだ？なにをすればいいんだ？！あ？｣と攻撃的に聞いてきた。
私は昨日の数時間の嗚咽のせいか身体も気持ちも重く、とてもじゃないがこれ以上売り言葉を買う気力体力は残っていなかった。かろうじて｢わかりません｣とだけ答え、子供達のランチを用意し始めた。
その後下の子のピアノの練習をみてたら｢ダディとやりたい｣と言うので、じゃあ聞いてみたらと言った。下の子が夫に聞いたら｢ママとやってるんだから｣とだけ言ったので、私が下の子に｢ダメって事だよ｣と言ったら｢ダメなんて誰が言った？｣と始まった。だから良いんだ、と思い変わって貰った。
子供達を学校に送って家に帰ったら、夫に呼び止められ、
君に悲しい思いをして欲しくないんだ、
俺は関係改善の為に言ってるのであり、いじめようとか傷つけようと思って言ってるんじゃないんだ、
今日カウンセリングに君が行ってまた君の気持ちが今までと同じようになってまた同じサイクルを辿ってしまうんじゃないかと恐れてるんだ、
君にハッピーになって欲しい、
等々言ってきた。
｢じゃあ、カウンセラーには、私があなたに約束したペアレンティングプランを作る相談に乗ってもらうってのはどう？他の事は一切言わない。あなたは私と話をして色々決めて行きたい。それがあなたの望む事。私はペアレンティングプランを考えて日本に行く前に相談の場を設けると言った。それをカウンセラーに相談に乗ってもらう｣と提案したら、
｢カウンセラーに素直に話をしてもらって構わないんだ。でも俺の提案としては、結婚関係が、君は俺が望むことをする、俺をハッピーにする為に、俺はコミュニケーションをとりたいだけなのに、って所について聞いてみたらいいんじゃないかと｣と言った。
私は喉から｢そのコミュニケーションが取れないから、私のどんな意見も潰されてあなたの意見を受け容れるまで話は続くのが問題なんだよ｣と出かかったが、それを言って何時間もまた拘束されて私の意見は間違えている、なぜならこうこうでこれが正しいからだ、そうだろう、と言われ続けるのと、ここはぐっと堪えてやり過ごして開放されるのとを秤にかけて、簡単に後者を選んだ。
｢わかった、そうしたかったらそれを相談してみる｣とだけ言った。
でもそう言った瞬間泣きそうになった。
その顔を見て夫は｢長い時間拘束するつもりはないんだ｣と終わった。
攻撃的なアスペルガーのこの夫は、言葉をそのまま受け取る。その裏にある悔しさ悲しさなどそう言った私の心の動き、むしろ言葉より100倍も本当に意味を持つそれらの事には気付く事が難しい。
私は家に入りまた昨日のあの波が押し寄せてきた。そしておぅおぅと過呼吸になりそうな息継ぎで嗚咽した。
そうしたら夫が家に入ってきて、
｢なんでまた泣いてるんだ？｣と言った。
私はそれには答えずに昨夜殆ど寝てないから寝る、と部屋に入りドアを閉めた。
