オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

うちにも起きた、実子連れ去り ⑥

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

引っ越したエリアは7か月前まで3年住んでた所なのですが、そうでした、この一帯は野鳥天国なのでした。朝は6時前にクッカバラという人間が大笑いするような声で鳴く鳥が盛大に鳴き、6時を超えると今度は鳩が元気に鳴き初め、毎日鳥に起こされる日々がまたやってきました。

 

でもそれは眠りの浅いおばさんの性なのでしょう。子供達はそんな大騒ぎの鳥の声に起こされる事なく、すやすやと眠っています。

 

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

 

今日初めてご来訪頂いた方、初めまして、そしてありがとうございます。

どうぞこちらからお読み下さい(長いですが)     ↓ ↓ ↓

 

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

 

 

さて、続きです。元夫が子供達を返す気を見せて来た、というか、「という名の」子供達を洗脳し行動させた話をします。

 

 

水曜日の午後にいつも子供達を迎えに行く場所に少し早めに行きました。

しばらくして他の生徒たちに交じって子供達が出て来ました。私を見つけると硬い表情をして私の元に来たのですが、同じスポーツクラブに所属しているお友達のお父さんが一緒でした。彼は「上の子にさっきそこで一緒に居てと言われたので」と言いました。

 

 

上の子は

「ダディと住みます。ママにはもう会わない。ママは嘘をついた、ダディは暴力していないのにダディは暴力的だと50回も60回も言った。またママに髪の毛を引っ張られるのが怖い。ダディとの時間を増やして、とお願いしたのにママは減らした」

と私に言って来ました.顔は無表情でした。

 

 

下の子は上の子と同じ考えだと言いました。

が、すぐにもごもごと

「ダディと住む。…ダディと70%住んでママと30%住む…か、ダディと60%住んでママと40%住む…」

と言いました。

 

 

私が「ダディと住む、でもママとも住む、の?」と聞くと、

「だって…ママはママだもん」と言いました。そして「ママは髪の毛を引っ張ってビンタをした。それからダディが暴力的だって、25回くらい言った」と言いました。

 

 

私は、上の子と下の子にそれぞれ一回ずつ、髪の毛を掴んで顔をあげさせた事があります。カウンセラーにも事務弁護士にもファミリーレポートライターにも伝えた事ですが、家を出た日から遡る事3年程前の事でした。

 

 

その失敗を私は、何年も経ってもなお、子供達に「暴力はいけない」と教える為に度々使いました。「ママが髪の毛を引っ張った事覚えてる?ママはあまりに言う事をきかない君たちに怒って、ママの方に向いて貰う為に髪の毛を掴んだ。どんな理由があっても、人に危害を加えるのは許されない。ママは君たちに謝って二度としないと約束し、それから一度も手を挙げていないよね。人は間違えた事をしたら、反省をして正さないといけないんだよ」と。

 

 

DV案件で元夫はその事に「ビンタ」をしたという嘘も加えて書類に記載していますが、その嘘を子供達へも真実として言っていました。

 

 

面会時に第三者が外れてから子供達が急にこの髪の毛の件を口に出すようになり、それまでは子供達がお互いに喧嘩で手が出た時に私のこの話をすると「ママが髪の毛引っ張った時の事でしょ、ハイハイ、覚えてるよ」という感じだったのが、それ以降は、「ママは髪の毛を引っ張られたしビンタもされたし怖かった」と言うようになりました。

 

 

そして、元夫の数々の暴力においては、「自分達が言う事を聞かなかったからダディはそうするしか方法が無かったんだ。ダディが悪いんじゃなくて言う事を聞かなかった自分達が悪いんだ」と発言をしています。「だからダディは暴力的じゃない」、と。

 

 

下の子と話した後上の子と再度話しました。

 

 

これは裁判所が決めたルールで、ママとダディは守る義務がある。守らなかったら問題になるし、警察が動くことにもなる。ダディは今1週間それを破っている状態だと。

 

 

すると上の子は「ダディじゃない、自分達が勝手にやってる事だし、裁判所や警察が何を言っても何をやっても、自分達はダディの所に帰ってダディと住む。自分達が決めた事だ」と言いました。

 

 

そんな埒が明かない話をしながら40分程が過ぎた頃、お友達のお父さんが「ダディに迎えにくるように電話をしようか」と上の子に言うと上の子はお願いします、と答えました。そして目の前でお友達のお父さんが電話をして元夫と話をつけ、彼の家に元夫が迎えに来ると言う事で去って行きました。

 

 

私は子供達の後ろ姿がもうすぐで角を曲がるという時に車に乗り込みそこまで追いかけて、「ハグだけはさせて」と言って子供達にハグをしました。子供達は嫌がりませんでした。

 

 

そして笑顔で「じゃあね」と言って見送りました。

 

 

うちにも起きた、子ども連れ去り ⑦ に続く

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

'M PLUS 1', sans-serif; font-family: FontAwesome;