オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑧

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いのだと思い耐えて来たものの、子供達への執拗な精神的圧力と物理的暴力が頻繁に起き始め、家を出る決意をして実際に出るまでの実話です。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

 

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11月を迎えました。

 

そう、私が家を実際に出る事になる月が始まりました。

今月末に私は子供達を連れてこの家を去ります。

 

この実際の日にちを決めたのはこれから1月前の10月。

Zさんにメールで、家を出るのは11月の最終週に決めました、と告げ、いよいよXデーを決めたのでした。

 

Xデーがなぜ11月末だったかの理由ですが、私は家を出てまずシェルターにお世話になる予定でいました。

 

Zさんが元々シェルターで働いていた事がある為、流れや何が起こりえるか等を事前に詳しく教えてくれていました。またその時の回で詳しく書きますが、家を出てシェルターに入ったらしばらくは身を潜めて学校も行かないという予定になっていました。

 

そしてシェルターはどこに空きが出るかわかりませんん。もしかしたら車で数時間かかるところになる可能性もありました。

 

11月は、半ばに下の子のお誕生会を予定していましたが、それはつまり家族揃っての最後のお誕生会でした。

 

また、11月の半ば過ぎには、半年待った下の子の医療関係の軽い手術の予約と、上の子が頑張っていた学校のアクティビティの年末発表会が組まれていました。

 

これらの事はもしそれ以前にシェルターに入ったら諦めねばならなくなります。

 

ですので、11月の最終週をXデーと決め、それまではなんとしても耐えようと思っていました。

 

ですが、事態はもういつどうなってもおかしくない状況になっていました。

毎日毎日が、「もうダメだ、明日出よう」の連続でした。

 

11月の2週目あたり、また上の子が嗚咽するほど精神的に追い詰められる朝を過ごし学校に行きました。担任の先生とカウンセラーに、朝起きたことをメールにて報告してありました。

 

担任の先生は授業中に上の子の作業に関して「よく頑張ったね、”朝あんな事があったにも関わらず”」と言ってしまったのです。

 

家に帰ってきて父親に今日の事を報告する際、上の子は褒めてくれた先生の言葉をそのまま父親に話しました。

 

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ここで時は2か月遡りますが、お友達家族が遊びに来ていてお茶をしていた時、そこの下の子が、「(以前あった)キッチンの真ん中にあったテーブルどうしたの?」と聞いてきた事がありました。そしてうちの下の子が「お父さんが怒って破壊しちゃったんだよ」と言いました。

 

その日の夜、元夫は家族を集めて言いました。「家の中で起きてる恥になるような事は、普通は家の外にはあまり話さないものなんだ、わかるか?」と。そう、元夫は家族に、家の中で起きている事を外部に漏らすな、と暗に示したのです。

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つまり先生が家の事を知っているという事実=その命令が誰かしらによって破られたという証、になります。

 

上の子がその言葉を言った瞬間、部屋の空気というかエネルギーというか、その部屋全体が一瞬ゆらいだのを感じました。

 

元夫は間続きのキッチンに居た私に「ちょっといいか」と静かに話しかけました。

 

私は空っぽの炊飯ジャーのお釜を、口が私に向く形で左手で持ち、携帯電話を握りしめた右手をお釜の中に入れて隣のリビングに居る元夫が私の姿を確認出来る位置まで行きました。

 

元夫は「今朝の事を学校に言ったのか」と言いました。

即座に上の子は「あ…(僕)言っちゃいけなかった」と独り言を言いました。

私も同時に「学校に遅れる理由を正直に先生には伝えた」と言いました。

 

元夫は上の子に「いいんだ、お前は何も悪い事はしていない、ママが家のルールを破ったんだ」と言いました。

 

元夫が上の子に顔を向けて話しているその一瞬のすきに私は全ての事情を知っていてくれていた友人にお釜の中で握りしめていた携帯電話で「けいさつよんで」とメッセージを送りました。

 

そこから元夫は怒鳴るを超えて叫ぶ、という表現の方が断然近い感じで、1時間15分私を罵り続けました。私はただただ黙っていました。

 

ようやくそれが済んで元夫は寝室に行き、私はぐったりして重い心身を引きずり夕飯の支度をしていた所に、ドアをノックする音がしました。

 

警察でした。

 

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑨ に続く

 

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