オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑨

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いのだと思い耐えて来たものの、子供達への執拗な精神的圧力と物理的暴力が頻繁に起き始め、家を出る決意をして実際に出るまでの実話です。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

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ドアを開けると男女の警察官が立っていました。

 

男女の警察官は先輩の様相の女性警察官が寝室に行き元夫と、男性警察官は玄関に近いリビングの一角で私と話をしました。

 

私は寝室に届かないように小さな声で何が起きているのかを話しました。男性警察官は私の様子を見てすぐに状況を察知したようで、家を出る気はないのかと聞いてきました。私は、今月末に出るという事で支援もして貰ってる、と伝えました。

 

男性警察官は、じゃぁそれまでにも何かあったら躊躇せずに通報する事、そして警察のシステムに危険フラッグを立てて通報があったらすぐに駆け付けるように処理をしておく旨を私に小声で伝えてくれました。

(また翌日、市のDVのサポート機関から、私がDV被害に遭っていると警察から報告を受けた為サポートを開始します、という旨のemailも受け取りました)

 

元夫と話し終わった女性警察官が帰る際に私達両方に聞こえるように、今回は帰りますが、もしまた同じような住民からの通報(近所からの通報、という形で話を合わせてくれていました)があった時は、家で話を聞くだけでは済みませんのでそこを理解しておくように、と告げて帰って行きました。

 

その数日後、無事に下の子の誕生会も終わり(午後からでしたが、この日も上の子は起きてから午前中いっぱい罵倒され身体に傷を負い、心身ボロボロの状態で下の子のお誕生会に参加しました)、翌週の半ばに日中には下の子の手術が、そして夜は上の子の発表会が控えていた日を迎えます。

 

いよいよです、この日さえこなせば、家を出れます。

 

あと少し。

 

その最後のこなすべき日の前日の朝も、上の子は肉体の暴力は無かったものの精神的に辛い朝を過ごしました。

 

子供達を学校に迎えに行き、駐車場に向かって歩いている途中に上の子に、明日ママは下の子を連れて一泊で入院するからいないけど、大丈夫かと聞きました。

 

上の子はその途端目に涙を溜めて首を振りました。

 

そしてこのまますぐ家に帰りたくないというので、子供達を連れて近くの公園に行き夕暮れまで遊んで帰りました。いつもいつもサポートしてくれる友人家族数家族が付き合ってくれ、暗くなるまで楽しく遊びました。

 

私は心配で堪りませんでしたが、それさえ済めばもうこの生活は終わる事も私はわかっていた事だったので、何とか頑張ってもらうしかありませんでした。

 

翌日の朝、上の子を起こしに行った時に、もう一度、ママと下の子は今晩居ない事を告げると、今度は涙がほほを伝って流れ落ち、「怖い…」といいました。

 

上の子の恐怖と不安を思い胸が張り裂けそうでした。

 

私は、今日は朝はママが居る事、学校が終わって家に戻ってきたらすぐパフォーマンスのリハーサルの為に学校に集合だという事、終わったら8時前なので家に帰ったら寝るだけだという事、だから明日の朝のお勉強(早朝に起きて学校に行く時間まで毎日勉強をさせられていました)さえお父さんの言う事をそのまま全て集中して乗り切ったら全てうまくいく、と説明しました。

 

私は朝のうちに大量の洗濯をして干して、下の子を連れて車で1時間半離れた病院に行き手術を済ませ、痛みで何度も目を覚ます下の子の世話でほぼ徹夜で看病し翌日の午前中に退院して昼過ぎに帰宅しました。その日は金曜日でした。

 

学校のお迎えの時間、術後痛み止めを常時服用していた下の子は眠っていたので家に置いたまま上の子を迎えに行き、夕方から夜にかけて学校のスポーツイベントに上の子を連れて行き、帰ってきてご飯を食べさせて寝せて、前の晩からなにも片付けをしていないのであろうキッチンを片付け、ようやく寝て翌日土曜日の午前中の事でした。

 

下の子は2,3日で日常生活に戻れると聞いていたので手術から5日後がXデーでした。

 

つまりあと4日後です。

 

私はまた、家を追い出されたのです。

 

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑩ に続く

 

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