オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑫ ~最終話~

こんにちは、オリーブです!今日もブログを見に来て頂きありがとうございます。

 

長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いのだと思い耐えて来たものの、子供達への執拗な精神的圧力と物理的暴力が頻繁に起き始め、家を出る決意をして実際に出るまでの実話です。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

Xデーの朝を迎えました。

 

4年経った今もあの日の事は鮮明に覚えています。勇気を出して正しい決断をし初めの一歩を踏んだあの日の私に、こんなに幸せな毎日が過ごせるようになる日々が来る事を伝えてあげたいです。

 

今日私は家を出ます。

 

いつもと同じように子供達を起こし、いつもと同じようにお弁当を作り、いつもと同じように元夫は仕事へ向かい、私は上の子を学校におろしました。

 

下の子は手術から6日経ち寝起きや食事などは通常の生活に戻っていましたが、この週いっぱいは学校を休むという事になっていましたので、友達の家に預けに行きました。ママはお仕事があるから、終わったら迎えに来るよ、と言って。

 

家に戻り、出る日の朝に持ち出す予定にしていたものを一つずつ車に積んで行きました。

 

元夫は自営業でたまにモノをとりに帰ってきたりする事もよくありましたので、トランクが開いた状態の所をたまたま見られたりしては大変なので、一つモノを家の中から車に運んではトランクを開け、荷物を入れたら閉めてまた家に入り…という作業を2時間程繰り返し、今日持ち出すはずのモノを全て車に詰めました。

 

家に鍵を掛け、それまでずっとサポートし続けて来てくれた友達のチャット部屋に、「いよいよです、ワクワクうきうきの気持ちで行きます」と書き、家から離れて絶対に元夫が通るはずのない住宅街の道路に車を停めて、シェルターを手配してくれるDV機関に電話をしました。

 

その時はまだ午前中で、午後3時迄には住所を伝えます、と言う返事を貰い一安心。

 

今日積んだ荷物の量は、家に一歩入れば異変に気付く程度の量でしたので、もしも何かしらの理由で元夫が家に帰って来て感づいてしまったら、子供達を学校に迎えに来てしまうかもしれない、その恐れがあったので、私は出来るだけ早く子供達を迎えに行こうと思っていました。

 

電話の済んだその足で上の子を学校に迎えに行きました。

 

カウンセラーに会い、たった今家を出てきた事、今学期(まだ2週間程残っていました)は子供達はお休みする事を伝えました。校長先生も来て下さりオフィスの玄関前で上の子が来るのを3人で待ちました。

 

丁度昼休みで生徒達が目の前で元気に笑い、走り回っていました。

 

上の子は当然この事を知りません。私は家族支援機関の担当さんとZさんにそれぞれどのように子供達に説明するのがベストかを事前に尋ねていました。

 

家族支援機関の担当さんは、「今年はとっても辛かったでしょう?これからママと3人でしばらく学校はお休みして楽しく過ごそう」と言ったら良い、と言われました。

 

Zさんにその事を言うと、後々の事を考えたら嘘やごまかしはせずに正直に話す事を勧められました。「ママは家を出てきました。もう戻りません。お父さんとは少しだけ会えないけど、でもまたちゃんと会えるようにするから、それは安心してね。」と。

 

上の子は元夫の標的となってはいましたが、精神的に支配されていましたので、どういう反応をするのか不安でした。車に乗る前に言ってしまったら車に乗るのを拒否するのではないか、とも思いました。

 

鞄を持って出てきた上の子は、まだ午後のクラスが残っているのに迎えに来た私に「なんでー?」と言いました。私は、「たまには学校早退してリラックスするのもいいじゃない?それとも学校にいたい?」と聞きました。

 

すると上の子は「午後は美術なの。じゃぁママ、粘土買ってくれる?(その日は粘土で何かを作る予定だったようでした)」と言ってきたので「いいよー、じゃぁアートショップに行こうか」と言い、無事に車に乗せて下の子を預けている友人の家に向かいました。

 

そして無事に下の子も拾って預かってくれた友人にしばしの別れを告げ、アートショップに向かって車を走らせました。

 

家を出る決意をしてから実際に出るまで 完

 

 

 

 

 

家を出、DVシェルターで生活 ① に続く

 

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次回からはシェルターに入るまでの流れとそこでの出来事を記載して行きます。

今まさに同じような状況に苦しんでいらっしゃる方の助けに、少しでもなりますように。

 

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