オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑪ 

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いのだと思い耐えて来たものの、子供達への執拗な精神的圧力と物理的暴力が頻繁に起き始め、家を出る決意をして実際に出るまでの実話です。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

その翌日Xデーを2日後に控えた朝、近所の家族支援機関の予約が入っていました。実は、このオフィスに行く事について、元夫には私自身がカウンセリングを受けていると嘘をついていましたので元夫は私がそこに行くのは知っていました。

 

前日に、元夫はこう言ってきました。

 

「カウンセラーに、この紙(元夫が私に書かせたプラン)は見せない方が良い。せっかく君が一生懸命夫婦と家族の為に自らの頭で考えたプランなのに、もしかしたら、これは僕が無理やり君に書かせたと思われる可能性もあるだろう、悪い印象として取る人もいるから」と。

 

その言葉も含め家族支援の担当さんにこの紙を見せました。予約の度に起きた出来事を話す私に何度も何度もこれまで言われてきた言葉ですが、その日も「これは精神的DV、コントローリングです」と言われました。

 

その翌日、つまりXデーの前日、つまりつまり私の人生に於いて、いびつな形であったにせよ長年かけて築き上げて来た家族、その全員で過ごす最後の日、は、私の数か月かけて固めてきた決意が揺らぐ程、朝から晩までなにもない、穏やかな一日でした。

 

こんな毎日ならやっていける…

もしかしたら(元)夫は普通になったのではないか…

これが続くのだとしたら私のしようとしている事は子供達から家族の完全体とこの穏やかな生活を奪う行為なのではないか…

これは神様が考え直せと言っているのではないか…

今ならまだ間に合う…

 

そんな言葉がぐるぐる回っていました。

でもこれはこれまでに何度も何度も何度も何度も思ったことです。DVは治せません。ナルシシストも治せません。本人自らがそれに気づいて治そうと努力をしない限り。そしてこの元夫はそれらに無自覚でした。

 

私は母として、子供達を守る義務がありました。

 

それまで何度も何度も自分に問うてきました。私は共犯者ではないのか、目の前で起きてる事に目をつぶって、子供達をこの環境から救い出す為の行動を起こさない私は、立派な犯罪者ではないのか、と。

 

その日、「これが彼の為にする最後の洗濯だ」「これが家族揃って取る最後の食事だ」と、一つ一つの出来事に対して涙が出る程の寂しい想いと共に過ごしました。

 

そうして最後の夜は何もなく、本当に穏やかに普通に過ぎて行きました。

 

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑫ に続く ~最終話~ 

 

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