オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

公園でウォーキング中に。

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今日、友人と公園でウォーキングをしていた時の事。

 

乳母車を押しながら散歩していたオージーのお父さんが、すれ違う時に「スミマセン」と話しかけて来ました。

 

「はい?」とその方を見ると、私に前に会った事があると思うんだ、と言いました。

 

私はその顔を一目見て、「Yes, I know you!」と言いました。どこであったかは思い出せませんでしたが、その顔に確かに見覚えがあったのです。

 

すると、日本人ですよね、〇〇のお仕事していて、どこどこで働いていますよね、と言い、その方は○○銀行で仕事をしていて…と言った瞬間、その方と会った時の景色が鮮明に頭に浮かびました。

 

その方は、私がシェルターに居た時に、色々な手続きをするにあたって私の銀行の証明やら詳細やらが細かく必要で、それを出してもらいに行った時に担当して下さった方だったのです。

 

※ 初めましての方、私がシェルターに入った経緯を詳しく書いておりますので是非こちらからお読み下さい

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

その方は、私の書類を用意する20分程の間、にこやかにとても親切にフレンドリーに対応して下さったのです。

 

当時決死の覚悟で子供を連れて家を出、シェルターで生活をしていた私は、シェルターでのケースワーカーさんを初め色々な人からとても親切にして頂き、その度に泣きそうな程嬉しかったのを覚えています。

 

全く自分に対しての価値を持つ事が出来なかった状態でしたので、こんな私に親切にしてくれるという事が信じられなくて、有難かったのです。

 

その方は、当時まだ小学生だった私の子供達の事も覚えていて、「子供達は元気?学校どう?」とまで聞いて下さいました。

 

今となれば4年も前の話です。

 

シェルターの近くの支店だったのでその時に一度行ったきりの、たった20分の訪問でした。

 

銀行の窓口担当なら毎日何人もの方を接客するであろうポジションで、4年前に一度きり接客をした人の事をここまで覚えている事に衝撃ですが、「当時と変わっていないのでわかりました」と、つまりは4年前の私の顔まで覚えていたと言う事に更に驚きました。

 

今はその方はご結婚されて二人お子さんが居てこの辺に住んでいらっしゃるとの事。奥さんと上のお子さんはあそこでブランコに乗っているよ、と教えてくれました。お幸せそうで嬉しくなりました。

 

私と友人はその公園で定期的にウォーキングをしているので、またきっと会うね、と言って別れました。

 

これぞ接客のプロというものでしょう。

 

そして友人と、覚えていたとしても「あの時の人だ」で終わらずにこうやって話しかけてくれる、ってのが嬉しいよね、ととっても心が温められた出来事でした。

 

本日の写真: 庭で焚き火。星の綺麗な空。パチリ。

 

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