オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

DVで家を出、単独親権を勝ち取るまでの道 ①

こんにちは、オリーブです。

今日もブログを見に来て下さりありがとうございます。我が家では下の子が本調子ではなくて、結構リラックスした週末を過ごしております。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

 

今回から、「DVで家を出、単独親権を勝ち取るまでの道」が始まります。

 

 

 

 

 

これは、「家を出る決意をしてから実際に出るまで 全12話」そしてその次の「家を出、DVシェルターで生活 全10話」に続く私の経験を書き綴ったシリーズ作になっています。まさに渦中に居る時にこういう実際の情報に触れる事が出来ていたら実際に行動を起こす際にイメージしやすくなっていただろうなと思い、今現在苦しまれている方々に少しでも希望の光を見い出すきっかけになってくれたらと思っています。

 

 

 

 

 

さて、個人で無事に賃貸物件を契約する事が出来ました。それにあたり、これもZさんから家を出る準備をしていた頃に既に聞いていたのですが、DV被害者のサポート機関の一つで、被害者が新たに生活拠点を構えるにあたり、中身(朝起きてから夜寝るまでの生活必需品)を全て揃えてくれるというサポートがあるのですが、私もそこにサポートを依頼していました。

 

 

 

 

 

実際にシェルターを退去して荷物を全部車に載せ、子供達と新しい家の鍵を開けた時の事は、今でも鮮明に覚えています。

 

 

 

 

 

リビングにはソファとラグ、テレビが、そしてダイニングにはテーブルと椅子が3脚、テーブルの中央にはモデルハウスに置かれているような素敵なディスプレイ。キッチンは電子レンジ、調理器具を初めコップやお皿カトラリーそして食糧棚には1週間は暮らせそうな量の乾燥食材に缶詰。バスルームにはバスタオルが3枚に足ふきマットや歯ブラシ、石鹸などホテルのよう。正に、身一つで入居してその日から生活が出来るという品揃えでした。

 

 

 

 

 

各寝室にはベッドとベッドサイドテーブルそしてランプ、デスクと椅子、またベッドの上にはそれぞれの年齢と性別に合わせた雑貨(私にはスキンケアなど、子供達にはおもちゃや本、文房具など)が並べられていました。窓にはそれぞれの部屋のコーディネートに合わせた色合いのカーテンもかけられていました。

 

 

 

 

 

子供達はそれはそれは大喜び。それぞれの雑貨を私に見せて来て、ベッドに飛び乗り、ソファに寝転んでテレビを点け、3人でこれからのこの家での生活が明るく楽しくなる予感を身体中で感じながら大騒ぎしました。ポジティブエネルギーが充満していました。

 

 

 

 

 

ここの家には、オーナーさんが家を売る事になるまでの約3年お世話になりました。不動産屋の担当の方からも本当に良くして頂き、家を売る為のインスペクションは毎週末約3か月続きましたが、なるべく高く売れますようにと少しでも魅力的に見えるようにディスプレイや掃除等に気合を入れました。最後にオーナーさんが心のこもった御礼のお手紙を下さり、私の新しい人生のスタートを切るにあたりこんなに素敵な出会いを頂けた事に感謝してもしきれません。

 

 

 

 

 

いよいよ私が一人で全責任を負い生きて行く、本当の意味での新しい生活の幕開けです。

 

 

DVで家を出、単独親権を勝ち取るまでの道 ➁ に続く

 

 

 

 

 

 

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