オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出、DVシェルターで生活 ⑨

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

シェルターに居た時にケースワーカーさんがDVワークショップなるものを見つけて下さり私も参加してみる事にしました。

 

 

 

 

 

週一回の5回に渡るワークショップで、私も含め9人の被害者が参加していました。身体的なDVを受けた人、精神的なDVを受けた人、色んなタイプのDV被害者が居て、初めの日の自己紹介においてある精神的DV被害を受けた方が、「皆さん(身体的DV)に比べたら私はまだましかもしれませんが…」と言い、それを他の方が「DVにマシとかは無い。身体的だろうが精神的だろうがどんな形であろうとDVはDV。みんな大変な思いをしてこの部屋に辿り着いた、ただそれだけと発言しました。皆筆舌に尽くしがたいDV被害者の経験をした人達でしたので理解が深く、精神的にとても安全な会でした。

 

 

 

 

 

その中で子供の脳について学ぶ会もありました。DVを受けた、または目の当たりにした子供の脳はしばしば発達に障害が見られる事があります。脳が委縮するのだそうです。それにより、様々な脳機能障害を持ってしまうリスクがあります。

 

 

 

 

 

私が懸念していたのもまさにこれでした。私に対しての精神的DV(週3回程度5時間程怒鳴られ続ける、”何をしても”間違えている、私のせいで元夫も家族も不幸にしている、と繰り返し繰り返し言われる、子供が元夫の理想にハマらない言動をすると私がちゃんとしつけをしないからだ、と言われ、口で言ってわからないなら叩けと言われ、まるで並べられた卵の上を歩くような全身が緊張した生活を強いられる)は私さえ我慢すれば家族の形が保てるならそれで良いと思っていました。

 

 

 

 

 

ですがその状況の中で生活する子供達にとって良いわけがありません。私が家族の形を壊すにあたって強く強く胸に刻んだ決意は「子供達に安全かつ安心して暮らせる日々を提供する事、子供達が大人になった時に加害者にならないように、子供達の脳を守る事」でした。

 

 

 

 

 

この5回に渡るワークショップに参加して本当に良かったと思った事の一つに、それでも前を向いて子供を守り育てて行くという決意を持った力強い女性達に出会えた事でした。

 

 

 

 

 

後日談ですが、1年程経ったある日、その中の一人(ワークショップではまだまだ沈んでいて発言などもする状況ではなかった感じの方でした)を街中で見かけた事がありました。娘さん二人と楽しそうに笑顔で歩いてる彼女を見て、私は声をかけませんでしたが、一瞬にして視界がぼやけ、神のご加護がありますようにと心からのエールを送りました。

 

 

 

 

家を出、DVシェルターで生活 ⑩ 最終話 に続く

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

渦中に居た時、「誰か助けて」「誰か、私と子供達をここから出して安全な場所に連れていって」「誰も助けてくれない」「これはこの閉鎖空間で起きている事で誰も知らないんだ」と言うような思いを毎日していました。絶望していました。出た方が良いし出たいけど気力がついてこない、そんな状態でした。ですから、色々なサポートを受けたのは本当に良い選択だったと思います。

今まさにそんな状況にいらっしゃる方、まずは外に相談してみて下さい。身体が動かなければ電話でも良いです、まずは話をして、外の空気に触れてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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