オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

記録として…。

40代、主婦、西洋人の夫(アスペルガー診断済)、2人の子供達、2匹の犬と暮らしています。




夫はアスペルガーと、それによる鬱を患っており毎日抗鬱剤を飲む生活。


極度の不安感とストレスを常に抱え、パニック障害寸前の感覚を常に持って生きている。




仕事は自営。


誰かと組んだり、会社に所属するのは無理。


抗鬱剤を服用していても、年に3回位は鬱が酷くなり、そうなると仕事にも行かなかったりと、なかなか生活水準はあがらない。


なのに何か必要な時には、水準よりも良いものを買ってしまうため常に貯金も無い。



通常で、自分でなんとか制御出来るか出来ないかというレベルのストレスを抱えているので、そこに少し余計な負荷が掛かると自分を保つ為にそれを吐き出さないとならない。


その作業に利用されるのが家族。特に妻である私。



普段は気にならない程度の不満を利用し、それがいかに深刻な問題でその非が、私だけにあるかを執拗に言い、


どうそれを改善していくつもりなのかとプランを聞かれ、


プランを言うとそれは以前にも言っていたけど未だ改善されていない、と否定するという作業を数回繰り返し、


私が私の見解を述べてしまうとキレ初め、夫婦関係を継続・向上する気がないのか、今の私の対応は誠実か?と声を荒らげて責め始める。





何故なら責める事や解決する事が目的ではなく、自分のストレスを出す事が目的だからだ。


よって私が同意しようが謝ろうが建設的な提案をしようが、夫のストレスが充分に発散されるまでは終わらない。





昔はこれが本当に辛かった。


しんどいのは今もしんどいのだけど、昔と違うのは夫はこれでストレスを発散しているのだと今は理解していること。


勿論今現在の時点で夫は気づいていないし、今後についても気づく時がくるかは不明だけれども。





だだ少なくとも、「私が出 来ない人間だから」とか「私だけに非があり、私はそれを改善させる事も出来ない誠意のない妻なのだ」と信じるようになり鬱状態になったりパニック障害を引き起こしたりしていた私は今はいない。



とは言っても責められ続ける事、私だけが悪いというのが夫の中での真実だと言う中で生活するのはしんどい。


そんな時は自分の部屋へ逃げて籠る。彼は何とか生きていく為にストレスを放出しなくてはいけないのだろうが、


私も、私の精神衛生上、その言葉の暴力を自分の魂で正面から受け止めるわけにはいかない。





昨日は友人宅の引越しパーティーに行ってきた。


その友人夫婦は、家を既に3軒所有している。




帰りに、「僕とアイツは幼なじみなのに、今はアイツは家を3軒も持ち、年収もこんなにある。

なのに自分はこんなで、自分にガッカリする」と言い出した。





私は「今のありのままの自分自身を認め尊重し愛する事」を常日頃から気をつけていて、


夫は逆に設定目標が高過ぎてそれは今の等身大の自分からかけ離れている為に、常に常に目標達成が出来ない、自分にガッカリする、結果自分を否定する、という悪循環に陥っているので、


「友達はこの国を代表する会社のプロジェクトマネージャーだから比べることはない」と気持ちを軽くしてもらえればいう思いで言ったら、これが火をつけてしまった。




「自営だってアイツ位稼げる。全く意味のわからない発言をするな」と始まり、


家に帰るまで車の中で「何故そんな発言になるのか、大きな会社だと稼げて自営だと稼げないなんていう事を誰が言ったのか?そもそも意味をちゃんと理解しようと気をつけて話を聞かないからそんな訳のわからない返答をするんだ、馬鹿か?」と続いた。




そして今日。




義従兄弟宅でのパーティーの帰り、車の中で夫から会話が始まる。

まず彼の意見。いつも通り、私が持つ感覚からはだいぶ想像しにくい始まりとその方向性(プラン)。



私の親も関係している事で(家購入の為の資金援助)、親が最近はこの話題に関するメールだけは反応をしてこない事からこれについてはネガティブであると私は理解をしている件。なので私も様子をみつつ、時々この件を少しずつ提示している。



そういった背景から、彼の今日のアイデアを親に伝えるのは私の経験と考えでは気が進まない…だけでなく、この提案自体が失礼だな、とも感じる。



「うちの親はそのアイデアはあまり気にいらないんじゃないかと思う。」と伝えると、始まった。


私の親への初めのアプローチが考えなしで幼稚だった事、親からの条件は何なのか?それを何故聞かないのか?私はではどういうプランを立てているのか?と。


今は親がこの話題を避けてるから時間が必要で、ゆっくりと少しずつ様子を見ながら…という私の見解を述べた。



すると、親がこの話題を避けるようになったのは、私の初めのアプローチが考えなしで幼稚だったからだ、自分なら子供達がそんなアプローチしてきたらそう思う、と。


元々プランを立ててそれにまつわる資料を用意して話をすべきだった。


私の初めのアプローチのせいでこんなことになってしまったことを理解しているのか、と。



親は夫の状態もわかっているし、夫に対してのイメージもあまりよくない。


そして、親が沈黙になる時は話すべき時ではない事を娘の私は知っている。





がしかし、アスペルガーの夫は、等の私の親からハッキリとした言葉がないのに(つまり、「ちょっとその話はしないで欲しい」とか、「そのアイデアは好きじゃない」など)私が時間を置こうとすることを理解するのが難しい。





何かアイデアが出てきたらやって欲しい人に話す。


人はアイデアが「普通」を逸脱している為拒否反応を示す。


3度賛成できない理由を述べても夫は押し続ける。


そのお断りの理由がいかに考えなしで幼稚かという意見と共に。






そして相手が反対することを諦めて沈黙になると、今度は話を聞かない、不誠実だと責め始める。


相手が、そんなつもりじゃないが、やりたくないのに言っても伝わらないからと言うと、なぜやりたくないんだ、納得できるように説明して欲しい、とくる。


だか結局説明してもその説明を真っ向から否定する為、最後は嫌悪になり、夫はそのせいか、同じアスペルガーである従兄弟を除いて友人がいない。





今日も家に帰るまで彼のイライラは募り続き、私の言動があまりにひどいといい続けた。





家に帰り私は部屋に篭り、これを書いている。

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