オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

怒りのメカニズム

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まだまだ感情のメカニズムが理解出来ていない下の子ですが、昨夜上の子のデバイスを借りて戦いもののゲームをしていた時の事です。

 

上の子のデバイスには一日のゲーム時間のリミットを設定してあるので下の子が結構良い感じで戦っていた時にリミットに達し、ロックがかかってしまったとの事。

 

私の所に来て、文句を言い始める下の子。

 

実際の会話は

 

「せっかく良かったのにママのせいで終わっちゃった」

 

ママのせい、ではないね、スクリーンタイムが理由だね、と私。

 

「なんでスクリーンタイムなんてかけるの?!」

 

ずうっとゲームをしないようにだよ、と私。

 

「〇〇(お友達)の家ではスクリーンタイムなんてかけてないのに!」

 

〇〇はお母さんがやめなさい、と言ったらすぐにやめるもんね。上の子は6年生の時にママが物理的にデバイスを取り上げるまでやめられなかった事が何度もあったでしょう?だからスクリーンタイムをかける事にしたんだよ、と私。

 

ここまで会話した後は下の子は中身の無い誹謗中傷を始めたので、

 

なにが目的で今それを言ってる?ただ文句を言いたい、怒りを放出したいだけなら、その怒りはママが原因ではないし、ママはその怒りを浴びる義務はないので違う方法で怒りを発散しておいで。

 

と言い、以後は一切反応しませんでした。

 

下の子は2~3分程何か言い続けましたがそのあとは黙ってしばらくそこで寝っ転がっていました。そして7分程経つと

 

「ママごめんなさい」

 

と言いました。

 

何に対してごめんなさいと言ってるの?と聞くと

 

「怒ったから」

 

と。

 

何に怒ったの?と聞くと

 

「ゲームが途中で終わったから」

 

ゲームが終わっちゃった時にどう感じた?と聞くと

 

「すごくイライラした。せっかく勝ってたのに残念だった。」

 

じゃぁその残念だった、または寂しかった、悔しかった、というのが第一感情かな?と聞くと同意しました。

 

 

 

 

私は子供達に、怒りは第二感情であり、怒りの前には必ず第一感情があって、それが怒りの原因であり、そこを理解せず怒りの矛先を自分の外に向けて当てても何にも解決しない、という事を常日頃から伝えています。

 

 

 

 

今回ゲームで勝っていたのにスクリーンタイムという「事象」が起きたせいでゲームが終わってしまい、「自分の要望が叶わなかったという事に対する残念で寂しい気持ち」が怒りの原因だという事を一緒に掘り起こしました。

 

そして、要望が叶わなかった、という事はもう起きてしまった事で、それに対して気持ちの落とし所をどこにしたら良いと思う?と聞くと、

 

「また次がある」、「今度の時はゲームする前にリミットを確認して少なかったらママに相談する」、「仕方ない」

 

という答えを導き出しました。

 

そして勿論人間ですので怒りは抱きますしそこには何の問題も無い事、ただその沸き起こる怒りを周りの人やモノに投げつけてはいけない、という事をいつものように言及しました。

 

怒りの感情は精神の排泄物。健康の為に排泄物は出さねばなりません。でもそれを他人に投げつけてはいけません。

 

上の子が下の子位の歳だった時もやはり私がロックをかけたから、と文句を言っていましたが、中学1年生も半分過ぎた頃には「うーーー!!!!ゲーム調子良かったのにスクリームタイムのリミットのせいで終わっちゃったーー!!!」と言う表現で自分のイライラを表現するようになりました。

 

そんな時私は、それは残念だったね、と言ってそれまでどんな風にうまくいっていたのか、という質問をして良かった部分に注目させるようにしています。

 

下の子も段々となんとなく、前に進んでいるようで、有難い事です。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。


本日の写真 : 大好きな地元の缶ビール🍺🤗

 

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