オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

DVで家を出、単独親権を勝ち取るまでの道 ④

こんにちは、オリーブです。

オーストラリア、とても気持ちの良い朝です。

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

 

 

さて、今回はオーストラリアのですがDV裁判の流れについてお話をしようと思います。頭のどこかで薄っすら考えていらっしゃる方、未知の事だから何をどうしたら良いのかわからずご自身を守る事を諦めていらっしゃる方、是非参考にして下さい。

 

 

 

 

 

オーストラリアでは毎週1人の女性が、現または元パートナーに殺害されているという統計も出ているようですね。

ドメスティックバイオレンスオーダー(保護命令:以下DVOとします)とは、日本でもよく耳にする保護命令と同様で、接近禁止やその他連絡を禁止したりするもので、それを守らないと警察案件になる効力のあるものです。

 

 

 

 

 

申請書は警察署で貰えます。書き方の例の冊子も貰えます。例を見ながら自分に当てはめた内容にして仕上げ、各Magistrates court(治安判事裁判所:以下Magistrates court)にて申請をします。Magistrates courtには曜日により記入・仕上げ・申請まで無料で手伝ってくれるサービスがあります。

 

 

 

 

 

申請をしたらそのまま待合室で待ち、途中裁判所付きのその日の案件をサポートする弁護士さんと内容の確認をし、自分と相手の名前が呼ばれたら法廷に入ります。これはMentionと呼ばれ、判事が双方の意見を聞く回です。弁護士さんがやりとりをして下さるので話す必要はありません。法廷へはきちんとした格好をする事、そして入退去では一礼をする事が慣わしのようです。

 

 

 

 

 

申請する日は相手が当然いませんので相手の言い分を聞くことは出来ません。次回の日程が言い渡され、判事が必要と判断すると仮の保護命令が即日出されます。申請内容及び保護命令は警察から相手に直接渡される事となりますが、その時に次回の裁判の日程も伝えられます。

 

 

 

 

 

尚、この仮の保護命令は実際に相手の手に渡った瞬間から効力を持ちます。もしも相手が違反をした場合、警察署にその証拠を持参し、認められれば警察で調書を作成し、その旨を訴える事が可能となります。私は一度だけ元夫の言動に対して警察署に出向きこの調書を作成して頂き、警察の方から元夫に厳重注意(次回保護法を破ったら逮捕になる事もある)をして頂いた事もありました。

 

 

 

 

 

そして数週間後に定められた裁判において、訴えられた相手には4つの選択肢を取る事が出来ます。それは、

1 認める

2 認める事はしないけれども受け入れる

3 応戦する

4 出廷しない

124の場合は正式な保護命令が出る事になりますが、3の場合は裁判が更に進んで行く事になります。私の場合は3でした。

 

 

 

 

 

そしてお互いの言い分に対してのお互いの意見を言い合う裁判(Mention)が何度か続き、最終的にはFinalと言って実際に法廷弁護士が法廷で言い分を言い合った末(映画でよく見るやつですね)判事に決断を委ねて判決が下る、という流れとなります。

 

 

 

 

 

私のDV裁判は私が申請し、元夫がクロスアプリケーションを出し、そこから私にリーガルエイドがつき書類を裁判所に提出し、改めてお互いの意見が提出された状態になっていました。

 

 

 

 

 

そのDV裁判の第三回を迎える数日前に、家裁の方の初めての裁判がありました。次回は家裁の第一回について書きたいと思います。

 

 

 

 

 

DVで家を出、単独親権を勝ち取るまでの道 ⑤ に続く

 

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