オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

うちにも起きた、実子連れ去り ⑧

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

昨夜は夕方から21時まで近くのスポーツセンターで5家族で運動して来ました。お陰でいつもは4~5時頃には目が覚めますが今朝は7時まで寝る事が出来ました。心地よい疲れが残っています。

 

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

 

今日初めてご来訪頂いた方、初めまして、そしてありがとうございます。

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さて、リカバリーオーダーの裁判までの2か月の間に、学校での行事が3つ程あり、それには毎回参加しました。

 

 

学校のグランドで行われる夜の音楽会や日中のスポーツ大会、どちらも子供達は私が居る事には気づいていましたが、話をしに来ることも目を合わせる事もありませんでした。

 

 

ですが、授業参観で上の子のクラスに観に行った時、授業が終わると上の子が寄って来て「ママ、見て。これ○○と一緒に作ったの」と自分のiPadを持ってきて、親友と遊んだ時に作った段ボールの戦車の写真を見せてきたのです。

 

 

あたかも普通の母と子のやりとりでした。実態は2か月振りの母と子の会話でした。

 

 

その時に私は上の子の私への気持ちが確かにそこにあるのを感じる事が出来ました。が、一方で子供達のiPadに日常の写真や挨拶などを送っていたら、「連絡してこないで」と言う返事が来たこともあります。

 

 

子供達の精神はギリギリだったと思います。過去に上の子が「ダディに叩かれている時にね、天井の方から叩かれてる自分を見下ろしてるんだ」というような発言をした事があります。精神を肉体から切り離す事で守ろうとしていたのでしょう。今の状態も子供達の精神に安全ではありません。が、私には成す術はありませんでした。

 

 

この数か月の間、元夫に子供達にカウンセリングを受けさせる要請をし続けましたが、元夫は自分の精神科医からのカウンセリングなら同意する、の一点張りでした。元夫の精神科医は、元夫が子供達をケアするのに問題は無い、と言う診断書を書いた医者でしたので私はその能力を信用していませんでした。

 

 

そして、2か月後の公判は目的が変わってしまい、本公判ではなく案件がどうなっているのかを確認するだけのものとなってしまいましたが、良い事もありました。ICLIndipendant Childrens Lawyer)をつけるようにというオーダーが出たのです。

 

 

ICLとは、子供につく弁護士で、今後は、元夫・私・ICL3つ巴で裁判をして行く事になります。私からすればICLと私は望むモノにさほど違いは無いだろうと思いましたし、裁判所もICLの意見は重要視すると聞いていたので、味方が増えたようで心強かったです。

 

 

そこから1か月後に本公判が組まれましたがそれも諸々の政府の裁判所においてのシステムの変更が理由で更に2週間ちょっと延期となってしまいました。

 

 

そんなこんなの末、ようやくその日がやってきました。子供達が戻ってこなくなった日から、実に4か月近くが経とうとしていました。

 

 

リカバリーオーダーが出ない可能性もあると聞いてから公判までのこの4か月の間、私の心境に大きな変化がありました。

 

 

もし万が一オーダーが出なかったとして…。子供達がそこそこ加齢臭漂い始める頃までには真実に辿り着くはずだ、と。いつか何十年ぶりに私に再会した時に、それまで子供達の中にあった母像を根底から良い方向に覆す事が出来るように真っ当に誠実に真摯に生きて行こうと。

 

 

一緒に暮らせなくとも抱きしめる事が出来なくとも、物理的にどんな事が起きようとも私の事が見える場所にいなくとも、私は母として子供達が誇りを持てる母で、人間で居続けようと。

 

 

私の人生がそのせいで嘆き悲しみ苦しみ続けたものだったのではなく、常に子供達への想いや愛と共に在り明るく力強く生きた人生であった、そんな生き様を最終的に子供達に見せる事が出来たら、それは残りの人生を生きて行く子供達に母として遺せる宝となるのではないかと。

 

 

それまでは元夫が常に私の精神的な対局に居て、それに勝る人間でいようと思っていたのが、この4か月が過ぎる頃には対局の元夫の存在は完全に消え、昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分、と自分自身の精神性の中に生きるという世界に私は完全にシフトして行きました。

 

 

うちにも起きた、子ども連れ去り ⑨ に続く

 

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最後まで読んで下さりありがとうございます。

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