オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

うちにも起きた、実子連れ去り ⑩ 

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

 

今日初めてご来訪頂いた方、初めまして、そしてありがとうございます。

どうぞこちらからお読み下さい(長いですが)     ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

いよいよリカバリーオーダーの公判日です。ものすごい緊張の朝です。

 

 

絶対にオーダーは出ると思っていましたし、万が一今日帰って来た時は、子供達の親友のお母さんと話をし母子で数日泊りに来て貰う事にしていました。子供達が私と3人で過ごすのは精神に負担が大きすぎる可能性を懸念しての事でした。

 

 

丁度学校は学期間のお休み中でした。

 

 

今日もリーガルエイドの一室で事務弁護士の隣で聴いているだけの参加でした。

9時半からの回に電話を繋げ、実際に名前が呼ばれたのは開始から40分が過ぎた頃でした。ICLも参加していました。

 

 

判事には全ての情報が予め提出されています。

 

 

元夫側は、これは子供達が自分の意志でやっているので次回の家裁の公判日までは子供達を元夫において欲しいという事と、もう一度ファミリーレポートのインタビューをして欲しい、という2点を述べました。

 

 

私側は

1リカバリーオーダーを出して欲しい事

2 母子の関係を再構築する為に子供達と元夫との面会は2か月停止とする事(本当は子供達が戻ってこなかった期間と同じ4か月と主張していたのですが、私の事務弁護士がそれは現実的ではないし、裁判所はおそらく最大でも2か月程度しか出さないであろうからそれに沿ったものの方が印象も良く正当に見て貰えると説得されて泣く泣く2か月にしました)

3 元夫が、このような案件の専門である精神科医(名前を記載しました)のカウンセリングを受ける事、そして2か月経ったら第三者を含めた面会から始め、精神科医の査定に従いながら第三者の有無を決めて行く事

4 元夫とのコミュニケーションが著しく難しい為、次回の家裁の公判まで、単独親権にして欲しい事

5 ファミリーレポートライターまたはそれ相応(つまり第三者)の人に、子供達にファミリーアレンジメントを公正に説明して欲しい事

の5点を主張しました。

 

 

そして初参加となるICLは、明らかに元夫に対しての嫌悪感を示していました。双方の書類、そしてファミリーレポートをくまなく熟考したが、父親が子供達に悪影響を与えているのは明らかであり、子供達の心身の健康の為に一刻も早くこの状況から出す事が大事である。よってリカバリーオーダーを支持するというものでした。

 

 

判事は午前中に請け負っている公判案件の数を理由に、判決は午後言い渡す事にするので、父親は子供達を裁判所のオフィスに預けた上で参加するように、と言い終わりました。

 

 

電話を切ってから事務弁護士に、判決は午後なので1時10分前に戻って来るようにと言われ、今までこういうケースはあったか、判事の考えはどうだと思うかと聞くと、例の如くオーダーは出るかもしれないし出ないかもしれない、とだけ言われました。もしも元夫が子供を連れてこなかったら、そして戻っても来なかったらオーダーは出るのかと聞いたら、父親がそういった行動にでたら裁判所からの印象はとてつもなく悪いものになる、とだけ言われました。

 

 

ランチを摂りに外に出て約束の時間に戻りました。

 

 

元夫はちゃんと参加しているようで、判事はすぐに判決の読み渡しを始めました。6か月前のファミリーレポートは公正なものであると判断する事、そのファミリーレポートで父親からの悪影響は懸念されている事、そして「子供達が父親からの影響でこのような行動に出ているのは火を見るよりも明らかで…」と言ったその時です。

 

 

元夫が元夫らしい驚愕の態度に出ました。

「判事!これは子供達が自分達の意志でやっている事なんだ!」 と突然口を挟んだのです。

 

 

私は事務弁護士から、裁判中は判事から聞かれない限り絶対に発言しない事、また聞かれたら聞かれた事のみを答え余計な事は決して言わない事、を再三説明されていました。

 

 

ドラマや映画でも、弁論中に「裁判長!異議有り!」などと相手の言葉を遮って言葉を発する弁護士は見た事がありますが、判事が判決文を読み上げている時に「異議あり!」と発言しているシーンなど見た事がありません。

 

 

判事は即座に「エクスキューズミー?!Mr.元夫!!今私が話しているのですよ!」と厳しい口調で一喝しました。

 

 

さすがの元夫もそれ以上は声を発する事はしませんでした。

 

 

そして、リカバリーオーダーは出なかったものの、

● オフィスに預けられた子供達は、母親が迎えに行き連れて帰る事

● 医療に関してのみ、母親の単独親権とする

● 父親は2ヶ月間の面会禁止

● 2ヶ月経ったら面会を通常に戻す事

が言い渡されて終わりました。

 

 

うちにも起きた、子ども連れ去り ⑪ に続く

 

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同居していた頃に、絶対に元夫は人として間違えているのに…うちに裁判長が居てくれたら、と思った事が何度もありました。その度に私が同意するまで執拗に何時間も何時間も怒鳴られ続けましたが、今回元夫が判事にまで口答えをするのを目の当たりにして、その異常性を改めて認識しました。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。

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