オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

うちにも起きた、実子連れ去り ⑪

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

さて、今日から今年最後の4学期が始まります。6年生の下の子にとっては小学校最後の学期で、来月末には卒業式です。早いものですね。

 

来年からはハイスクール(こちらでは中高をまとめてハイスクールと呼びます)、私は下の子がハイスクールを卒業して家を出たら日本に帰り親の世話をすると決めているので、子供達が巣立つのと私がオーストラリアを巣立つまであと6年です。家を出てからまもなく4年が過ぎようとしていますので、6年なんてきっとあっと言う間ですね。

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

 

今日初めてご来訪頂いた方、初めまして、そしてありがとうございます。

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aspergerlife.hatenablog.com

 

さて、私が子供達を迎えに行き連れて帰るという事で、4か月振りの子供達の反応について今日はお話をさせていただこうと思います。

 

 

法廷に繋げていた電話を切り、事務弁護士から再度説明を受け、今夜から泊りに来てくれる予定になっていた友達に連絡をし、子供達を迎えに預けられているオフィスに向かいました。

 

 

受付で名前を名乗ると、「どうやって連れて帰るの?」「誰かほかの大人は一緒に居る?」「子供達が外に出た瞬間に逃げ出す可能性もあるよ」等軽く話をし、子供達に簡潔に説明をしてから私に渡しますと説明されました。

 

 

待合室の椅子に座って待っていると、子供達がスタッフに連れられて入ってきました。上の子は身体のサイズに合わない大きな作業着のような服を着ていました。

 

 

子供達は私が視野に入る場所で、スタッフの方から説明を受けました。とは言っても今日はお母さんが迎えに来て君たちはお母さんと一緒に帰るんだよ、そしてこれからの2ヶ月間はお父さんとは会わずお母さんとだけ過ごすんだよ、というような簡単なものです。

 

 

子供達は、特に上の子は、自分がした事だと思い込まされているでしょうし、そしてまたスタッフの方もこれは父親がした事で君たちの責任ではないなどと言った事も言いませんでした。

 

 

この状況を子供達はどう感じているのでしょう。

 

 

ともあれ、父親から激しい洗脳を受け続けて来た子供達にとってはその意見のみが全て。他の大人から正式に我が家の事について説明を受ける、というのは初めての事です。おそらくそこが裁判所だという事も聞かされていたでしょうし、上の子は当時6年生でしたので裁判所がどういう所かもきちんと知っていたはずです。

 

 

話が終わり、スタッフの方が促して下さり子供達は私の所に歩いてきました。スタッフの方に御礼を言い、まずはその部屋を出て廊下に出ました。

 

 

私は口角だけを上げて、でも顔全体で笑顔を作る事はせず、まずこう伝えました。

 

 

「もし、ママと話したくなければ話さなくて良い、わかった?でも一つだけ君たちの意見を聞きたいの。今夜○○くん(子供達の親友)がお泊りに来たいと言っているんだけど、呼んでもいいかな、静かに過ごしたかったらまた今度にする。それだけ教えて」と。

 

 

子供達は「うん、いいよ」と言いました。

 

 

私は「わかった、じゃぁ呼ぶね」、と言って「行こうか」とエレベーターに向かいました。

 

 

そこは結構高い階でエレベーターを待っている間は誰も一言も言葉を発しませんでした。やはりそうだよね…と思いながら私も無言でした。

 

 

ところがエレベーターが来て中に入り、ドアが閉まった途端、上の子がママ、見て!とエレベーター内の壁の鏡の具合で面白く映った自身の姿を私に見せて来ました。笑顔でした。

 

 

そして、地上について外に出ると下の子が「ママー、見て!」と歩道にある石や鉄の背の低い柱(なんでしょうあれ?車が万が一歩道に突っ込んできたら止める為のもの?)を跳び箱のように飛び越えるのを見せてくれ、その後バス停に向かうまでの間、「ママ、見て」「ママ、ママ」と、子供達は堰を切ったように私に話しかけて来ました。

 

 

心底ほっとしました。色んな反応を考えていましたが、この反応は正直想定していませんでした。

 

 

バスに乗り車を停めていた所でバスを降り、子供達の親友と待ち合わせていた、友人が経営する日本食の食堂に向かいました。そこに食べに行くといつも子供達は裏の駐車場スペースで食堂夫妻の子供達と追いかけっこをしたりして閉店時間まで遊ぶのですが、この日もそうやって走り回って閉店まで過ごしました。

 

 

家に帰りシャワーに入って就寝。翌日は他のお友達母子も加わって大勢で海に遊びに行きました。帰りは、上の子が水槽でペットを飼っているのですが、新しい水槽内の置き物を買いたいという事で皆でペットショップに行きました。

 

 

その翌日はまた別のお友達とプールに行ったりして、残りのホリデーを毎日楽しく過ごしました。子供達は全く以前と同じように見えていましたし、私にも普通に接していたように私には見えました。

 

 

そして今日と同じ、4学期の初日を迎えました。

 

 

うちにも起きた、子供連れ去り ⑫ に続く

 

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最後まで読んで下さりありがとうございます。

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