オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

元夫の特性について

 

 

話しを進めて行って読者の皆様それぞれのイメージが固まってしまう前に、書いておくべき事があるので今日はそれを記そうと思います。

 

 

 

それは元夫の特性についてです。

 

 

 

私は元夫の母つまり義母から結婚して2年目に、こう言われました。

診断を受けさせてみてはどうか、と。

 

 

 

元夫には10以上年の離れた弟(次男末っ子)がいるのですが、その子が学校生活がうまくいかず、結果アスペルガー症候群である、と診断されたのです。

 

 

 

その頃義母は義父とうまくいっておらずその診断を受けた次男を連れて家を出て、友人の家で暮らしていました。

 

 

 

私は義母と仲が良く、結婚前も喧嘩は絶えなかったのですが結婚後特に長男を出産して以降更に悪化した元夫との事で頻繁に話を聞いて貰っていました。

 

 

 

元夫は10代半ばに既に親元を飛び出しており、義母にとっては愛する息子でありながらもその気性を最も良く知るが故、共に暮らす事の難しさを充分に理解してくれるのでした。

 

 

 

次男が診断された事で、義母はそれがおそらく義父も持つ特性であろう事(義父の親族で何人か診断されています)、診断は受けていないし、そして今後も受ける事はないであろうが、そうであると仮定すると色々な義父の言動に説明がつく事、などを私に話してくれました。

 

 

 

そして、長男である元夫も恐らくそうであろう、と。

 

 

 

それからアスペルガー症候群について調べを進めるうちに、元夫がそうなのであろうという私の思いは確信へと変わっていきました。

 

 

 

そして同時進行でクリニックを探し、予約をし、約半年強後に元夫・私・義母でクリニックへと足を運んだのです。

 

 

 

そして元夫へのアスペルガー症候群であるという診断がおりました。

 

 

 

診断をされたからと言って何も変わりません。ただ、本人がその特性を受け入れて理解し、それに対して対処を進めて行くという決断をするのであれば、物事は前に進むでしょう。そしてまた、家族にとっても、診断がある事で本人の理解不可な言動に対しての理由付けとなります。

 

 

 

 

ですが、元夫は「これで気が済んだか」という態度でした。

 

 

 

 

これは後になってあるカウンセラーから提言されたので当時はまだ私はわかっておりませんでしたが、元夫の本当の問題はアスペルガー症候群ではなかったと思います。

 

 

 

元夫はおそらくナーシシストでありました。

 

 

 

アスペルガー症候群の特性よりも、ナーシシストの特性が強く出ていたと思います。そして断言はできませんが、おそらくアスペルガー症候群の特性を持ちそれが理解されないままその特性ゆえの言動による周りからの対応において第二次障害としてのナーシシストの特性が育っていったのではと思います。

 

 

 

おそらく義父もアスペルガー症候群だった事により何らかの難しさを抱えながらの子育てであったのだと思います。もっと言えば、義父だけでなく、代々続く特性による負の連鎖が続いての結果だったのでありましょう。

 

 

 

 

そのような背景の上診断に至ったのですが、残念ながら元夫は恐らく遅すぎました。子供の段階で診断がなされ、家族や学校の理解の上に然るべき対応や体制・教育が整った環境の中で育っていたら、もしかしたら元夫はまた違ったかも知れません。

 

 

 

元夫は知的には遅れはないばかりか、普段の生活における出来事に関しては一般的なレベルからは劣る能力でありましたが難しい分野であればあるほど理解を深める傾向にあり一般的な人が到底理解も記憶も出来ないような事に精通している節がありました。

 

 

それがむしろ彼の自尊心を高めてしまい、アスペルガー症候群の診断を欠陥と取り、診断は出たもののそれを受け入れる事はしませんでしった。

 

 

 

そして結果的に私たちはこれからブログで話していくような道をたどり離婚に至る事となりました。

 

 

 

私が今回記しておきたかったのは、一方私にも当然問題があったという事、非常に精神的に未熟であったという事、そして何よりも私の人生に起きた元夫との一連の出来事には今は私の魂は感謝をしているという事。

 

 

 

物理的に起きた一つ一つの出来事は非常に有害であり、経験するかしないかと言われたらしないに越したことはありません。ですが、全体像で見た時に、この経験が無かったら私は今居る精神性に居ることは間違いなくありませんでした。

 

 

 

元夫が婚姻生活や、私自身に対して今どういう想いでいるのかを知る由はありません。

 

 

 

 

ですが、私の魂においては大きな教えとなりその成長の助けとなった事は間違いありません。

 

 

 

一概にシンプルには言えない歴史的な状況が重なった上での元夫の特性により、残りの人生元夫がこれ以上苦しむ事の無い事を心よりお祈り致します。

 

 

 

 

 

 

 

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