オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出、DVシェルターで生活 ④

こんにちは!オリーブです。今日も私のブログに来ていただきありがとうございます。

オーストラリアは冬の終わりを迎え段々と朝晩も温かくなって来ました。今朝もすがすがしい朝です…が、我が家では二人の子供がどちらも具合いが悪く、今日も学校お休みです。

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

さて、今日は初めてのDV裁判の日についてです。

 

本裁判の日。

 

子供達を友人宅にあずけ、ケースワーカーさんに付き添って貰い裁判所に向かいました。とても暑い日でした。

 

DV裁判の際通常の待合室で相手と顔を合わせてしまうという事に懸念のある人の為の特別な部屋があり、私も事前に申し込みをしていたのでその部屋に通してもらいました。

 

家を出て6週間経っていましたが、何年もの間執拗に責め立てられ続けた経緯から、そしてまた日々送られてくる元夫からの怒りと批判のEmailもあり、私の精神はまだ元夫への恐怖でいっぱいでした。

 

直接話したりする事はなくても法廷で同じ空間に居る、という事を想像しただけでとてもストレスでした。

 

この裁判に対し元夫には4つの選択肢がありました。

 

1 認め、受け入れる

2 認めはしないが、反対もしない

3 戦う

4 欠席する

 

1、2、4はそのまま接近禁止命令が出る事となりますが、当然元夫は3を選択してきました。

 

数日前に弁護士を立て、裁判所に元夫が被害者という事で私に対し接近禁止命令の申し立てをしてきました。

 

これをクロスアプリケーションと言うようです。

 

クロスアプリケーションでは両方の申し立てを同時に処理します。ですが、イキナリ法廷には入りません。その日の法廷付の弁護士さんと打ち合わせをし、私と相手の弁護士さんが何度かお互いの主張をすり合わせて示談を試みます。

 

そして示談に至らない場合は判事に委ねます。

 

元夫は、お互いに受け入れようじゃないかと提案して来ました。

 

当然私は蹴りました。

 

すると次は、お互いにコンセント(裁判所からの命令、という形ではなく、本人が裁判所にこのようにしていく、と約束をする、という形のもの。それを破ってもお咎め等は無い)をしようじゃないか(つまりは”この申し立てはこのような形で示談になりました”、と申し立てを破棄する)と言ってきました。

 

勿論それもNoです。

 

どんな示談案を持ち出されようとも私は法廷で決着をつけるつもりでした。

 

第三者に、しかも公的な人間に判断してもらいたかったのです。

 

この頃の私は判断能力が著しく低く、自分のしている事考えている事が正しい事なのかどうかの判断を常に他人に委ね、自分のしている事は正しい、と自信を持つ事ができませんでした。

 

何十ページにも渡り記載した今までの出来事と、法廷内でお互いの人となりを実際に見て貰い、その道のプロにちゃんと判断してもらいたかったのです。

 

そしてまた、それだけが唯一、妻が思慮浅くて間違えていて全ての元凶であり、自身は家族を守る為に正しい事をしている、と信じ繰り返し繰り返し私に執拗に言い続けて来た元夫へ、「間違えてるのはお前だ」、という事を提示する方法でした。

 

結局法廷に入る前の交渉では、子供達との面会についての詳しい取り決めをし、それにお互いサインをするに留まりました。

 

そして実際に法廷では、次の裁判の日取りとそれまでに出すべき書類を言い渡され、私に出された仮の接近禁止命令がそれまで延長となりました。

 

まだまだ戦いは始まったばかり。ついに正式な接近禁止命令を勝ち取るまでにここから1年半かかる事は、この時の私は知る由もありませんでした。

 

 

 

 

 

家を出、DVシェルターで生活 ⑤ に続く

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

今苦しい思いをして毎日を長いトンネルの中にいるような気持ちで過ごされている方、必ず出口は来ます、そして出口に向かう一歩を踏むのは他でもない、ご自身です。まずは然るべき機関に話をしてみて下さい。

 

 

 

 

 

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