オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出、DVシェルターで生活 ➁

こんにちは、オリーブです。今日もブログを見に来て下さりありがとうございます。

お盆、いかがお過ごしですか?こちらオーストラリアは当然お盆はありませんので、日本の両親とビデオチャットをしてリモート帰省をしました。

 

このブログでは長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いと耐えた末、子供達への加速する執拗な精神的圧力と物理的暴力から子供達を守る為にDVシェルターに逃げ込んだ実録を記載しています。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

さて今日は仮の宿にいる間にした、接近禁止命令の申し立てについて書きます。

 

翌日、市から派遣されたスタッフの方がいらして、私が申請出来る、また申請すべきサポートについてパンフレットを持参し詳しく説明して下さいました。この情報が無かったら知らずに申請期限が過ぎてしまうようなものもありましたので(緊急な事が起きて7日間の間に申請しないとおりない経済サポートもありました)、本当に助かりました。

 

また私がシェルターに入って真っ先にやりたかった事が、DVO接近禁止命令を裁判所から元夫に出して貰う為の申し立てをする事でした。

 

Zさんからの説明ではシェルターではそれに精通している為、全部教えて貰えるから入ったらすぐに取り掛かると良いよと言われていました。ですが、私は一日も早くDVOを出して欲しかったのでした。

 

毎日一般道を車で走る事すら恐怖でした。

 

いつどこ元夫に見られてしまうかわかりません。学校は行っていませんでしたが、子供達の精神面を良好に保つ為、お友達と公園で会ったりする事がありましたので急に元夫が現れて子供達を連れていかれてしまったら事は取り返しのつかない事にもなりかねません。ですから、一刻も早く申し立てをしたかったのです。

 

ですが、なかなかシェルターに空きが出ません(結果的に一週間かかりました)ので自力で申請する事にしました。

 

治安判事裁判所では無料でDVOの書類記入を無料でサポートしてくれるサービスがあります。

 

住んでいた市の治安判事裁判所に行くつもりでいたら、そのサービスは月曜と金曜しかやっていないとの事。その日は火曜日でした。

 

ですが、調べたら隣の市の治安判事裁判所は毎日そのサービスを行っている事がわかり、翌日子供達をお友達に預かって貰い足を運びました。

 

実は、警察からパンフレットと書き方の見本を事前に頂いていましたので、この時点で私は何十ページにも及ぶ資料は作成済みでした。それをフォーマットに沿って書類を正しく仕上げるという作業が必要で、これを裁判所のスタッフの方に手伝ってもらい、明日の朝申し立てをしましょうという事で、その日は最終確認をお任せして私は裁判所を後にしました。

 

翌日は子供達を連れて裁判所に向かいました。

 

申し立てをしたらそのまま待合室で待ち、一度裁判所付きの弁護士さんに呼ばれ打ち合わせをしました。書類の確認をし、法廷内では私はその方の隣に居れば良いという事、また入室から退室までの流れを伺い、15分くらいで終わりました。

 

それからしばらくして自分の名前が呼ばれ(正式には自分と元夫の名前です)法廷に入りました。説明して頂いていた通りに進み、その場で被告人不在で仮の接近禁止命令が出ました

 

この命令には子供達の名前も記載されました。原告は子供達ではなく私なので、子供達の名前も載るのは珍しくはないものの、当たり前の事ではないようで、ほっとしました。

 

後で思いましたが、私は私自身ではなく子供達に対しての元夫の接近禁止命令を望んでいたので、子供達を原告にして私が代理申請者という形が正しかったのだと思います(その申請の場合裁判所がどう判断を下していたかはわかりませんが)。

 

この接近禁止命令は1~2日以内に警察から本人に直接渡され説明がなされ、そこから効力が働くという事でした。

 

ですので元夫が警察から実際に受け取らないと、効力はありません。世の中にはそれをわかった上で居留守などを使い受け取らない、という人もいるそうです。

 

これが元夫の手に届けば、道端で私達を見かけても、近づいたり、ましてや子供達を連れ去ったりする事は出来なくなりました。

 

そしてこの本裁判は6週間後に設定され(通常は2週間後程度のようですが、年末で裁判所も閉まる為に6週間後となりました)、この本裁判で認められれば正式なものが出る事になるはずです。

 

これには私はもちろんの事、被告人である元夫も異議があれば出廷しなくてはなりません。申請した裁判所での裁判になるので、今後出廷の際はこの隣の市の裁判所まで足を運ぶ事になります。

 

その日の夜元夫に、仮の接近禁止令が出た事、そしてそれが警察から直接届けられる旨を直接メッセージで伝えました。

 

すると数時間後に、自ら交番に行って貰ってきたと返事が来ました。警察との行き違いで元夫の元に届くのに日数がかかったらどうしようという私の危惧は杞憂でした。

 

そして原本を貰って子供達(法廷に入っている時は、子供達は待合室でiPadで遊んでいました)と宿に帰る途中にご飯やさんに寄っていた時に、DV機関から、シェルターに空きが出たので明日の朝宿をチェックアウトしたらそこに向かうようにと連絡が入りました。

 

少しずつ少しずつ、前に進み始めました。

 

 

 

 

家を出、DVシェルターで生活 ➂ に続く

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

 

今閉鎖された家庭の中でお辛い日々を送られている方々の希望の光を少しでも灯せるきっかけとなれたらと願うばかりです。

 

 

 

 

'M PLUS 1', sans-serif; font-family: FontAwesome;