オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

人生を変える60分間の出会い

f:id:aspergerlife:20231207212133j:image

2021年の6月頭から、子供達と会えない時期を“神様からの卒業試験”と定義して過ごし、9月末にようやく子供達を取り戻したものの、程なくして体調不良になり、翌年2022年の前半頃にやっと日常生活が出来るまでに回復した、という経緯があります。

 

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

その頃はコロナの真っ最中で、日本でも芸能人の方が自らこの世を去ったニュースが飛び交い、そういったニュースを目にしてしまうとかなり心が乱される精神状態にあり、意識の裏側にはいつも「し」が横たわっているような感覚があったのです。

 

自らそうしたいとかいうのではなく、ただ「し」という概念がいつもいつも意識の裏側に、そこに在る、という感覚でした。

 

その事を、家を出るまでサポートして下さったZさんに話すと、ちょっとそれは心配、という事で、移民女性の為の無料の医療サポートセンターを紹介して下さいました。

 

そこにカウンセリングの予約を取って行くと、コーディネーターを名乗る方の部屋に呼ばれました。本来なら会うはずだったカウンセラーがその日急遽お休みしてしまい、代替えのカウンセラーも用意出来ないので今日は私とお話しましょう、という事でした。

 

私は、それまでの数年間の出来事を全て話し、今は物理的な生活環境は安定してきたのに、不安などの感情の波とお腹の不調がセットで襲ってくるという事を話し、内臓の検査をしたいと申し出ました。そして「し」がいつも頭の裏側に薄っすら存在している感覚がある事も話しました。

 

鶏が先か玉子かが先かという感じで、私は不安を感じる時お腹がきゅーっと、下した時の様な感じになります。それがほぼ同時に来るので、お腹のこのキュー、っが、不安感を生み出しているのかもと思ってもいました。

 

毎回、不安とお腹のキューの波が通り過ぎるまで知らないふりを決め込んで、その時にやっている作業に意識を集中するように心がけてやり過ごしていました。そんな時にふっと頭の後ろ(無意識領域)あたりに「し」という定義が横たわっている事にも気づく事がありました。

 

するとそのコーディネーターの方はこうお話して下さいました。

 

「あなたは、それはそれは頑張ってきたの。到底抱えきれるはずのないストレス下で、子供を守る一心で必死に生きてきた。自分の事は横に置いといてね。ようやくここにきて物理的に生活が落ち着いてきて、貴方の中に溜まっている沢山のストレスが、ここにきてようやく少しずつ出て来ているの。デトックスをしているのよ。」と。

 

そして、

 

「今度、その波が来たら気づかないふりをするのではなくて、椅子に座り身体に耳を傾けてごらんなさい。よしよし、どうしたの?出ておいで、と。自分の過去の感情だから耳を傾けたらわかるわ。そして、もう今は安全でそういう恐れを持っておく必要は無いのだから、その感情を開放して身体の外に出してあげなさい。そして頑張ったね、もう大丈夫、安全だからねと自分に言ってあげて」と言いました。

 

その時私は正直心の中では(ひぇ~、あの不安の波を真正面から迎えに行くって…無理無理、そんな事したら精神的に崩壊するよ)と思ったのを覚えています。

 

1時間その方とお話をしましたが、本当に精神性の高い方で、「色々な事」をとても次元の高い位置から見ていらっしゃる方でした。

 

本来会うはずだったカウンセラーと次回の予約を取るか聞かれましたが、そのカウンセラーはあなた程精神世界を理解している方ですか?と聞いたら「うーん…、彼女は…若いわ」と一言おっしゃったので、それが答えと理解し予約は取らずに帰りました。

 

そして、そのセッション後初めての不安の波が来た時。無視を決め込むいつもの身体の”反応“に気づいた私は即、「あ、違った違った」と、その感情と向き合ってみました。

 

恐れもあったので、「安全・大丈夫」と言い聞かせながら。

 

すると、言われたように自分の不安の原因がちゃんと理解出来ました。不安が正しく理解出来ると、それがどれ程大きいか小さいか緊急か遠い未来か現実的か非現実的かを判断出来、それに対して、ではどう対応したらよいか、を正しく導き出す事が出来ます。

 

初めはおっかなびっくりのその作業でしたが、回を重ねる毎に感情の理解も早くなり、どんどん客観的に「あーこれに対して不安なんだわ。でもこうこうだから実際に起きる可能性はかなり低いな。もし仮に起きたとしてもこうやって対応できるな。」と物理的に解決策を導けるようになって行きました。

 

それに付随してくる負の要素、それは大抵子供達の精神に大きな傷を与えてしまうのではという恐れだったのですが、それに関してはもう私自身の精神性を上げるしかないという結果に辿り着きました。

 

子供達が自分達でなんでも乗り越えて行けるように精神性を高める事、それに尽きると思ったのです。

 

そのためには、共に過ごす私の次元をあげれば、必然的に子供達もそのエネルギー環境で育っていく事となり、結果子供達の精神レベルもあがるだろうと。そうすれば困難に遭遇した時、立ち向かえる人間になるであろうと。

 

たった一度の60分間のその方とのセッションは私に大きな学びを与えました。

 

会うはずだったカウンセラーさんが急遽お休みだったのも、きっと私にその方に会って学べという事だったのだと思います。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。


本日の写真 : 近所の公園で発見した鳥の巣をパチリ📷

 

ご連絡:

ブログを始めた元来の目的に関する記述を書き終えてしまったので、ブログのタイトルと説明を今月中に変えるつもりです。今どうするか考え中ですが、決まったら変更前にご報告をしますのでタイトルが変わっても引き続きよろしくお願いいたします。少しずつ訪問して下さる方が増えて来てとても嬉しいです。ありがとうございます。

'M PLUS 1', sans-serif; font-family: FontAwesome;