ここオーストラリアのクイーンズランド政府は州内の公立学校に対し、「就学時間を短くしたり延ばしたり、また週4日にしたりとフレキシブルに変更して良い」という方針を正式にアナウンスしました。これは来年から施行されるようです。
理由、目的として現場が直面している教員数の確保の問題や、また生徒やスタッフのWellbeingの為、を挙げています。
友人の子供が通うハイスクール(こちらは中高をハイスクールと呼びます)では早速来年の1月からモデルケースとして水曜日がお休みで始めるのだそうです。
殆どの周りのママさんたちは反対意見をお持ちのようですが、私はハイスクールに関しては好意的に受け止めています。
我が家の子供達は、いわゆる“基本的な一般知識を与えそれなりの経済的自立が出来る大人に育てる為に国が定めた教育制度”に対応出来る、大多数(は、言い過ぎかな…過半数?)のグループの端っこの端っこに何とか留まっているタイプです。
上の子は週5で毎日遅刻をしないで登校する、という事もままならないですし、下の子はクラスの大多数(過半数?)が難なくこなせる事も困難な事が多々あります。
その代わり、上の子は学校(基礎勉強)外での活動に関しては何かやりたい事を自分の力で形にするという力が同年の子供達に比べて長けていますし、下の子は、地頭が良く自我も強いので、自分が決めた事に対して(のみ)踏んだアクセルは同年の子達に比べるとかなり強いです。
そんなわが子達にとっては、一般知識を学ぶ為にクラスの中で座ってきちんと聞いているより(そもそもそれが出来ていない)、自分達の興味分野に使える時間が増えた方が断然利だと思うのです。
今までの組織社会ではそれなりの基礎知識や能力を偏りなく持って居る人が会社に取っては使い勝手が良く、そういう人達によって構成されている組織が国を支えて来ましたし、学校教育はそういう人材を育てる為にとても良いシステムです。
でも今既に人類は、個人の個性的な能力を磨き上げそれを個人的に提供して収入を得るという方向に代わって来ています。個人の能力を売る為のプラットフォームがいくつもあり、私の友人でも組織には属さずにそういったプラットフォームから仕事を個人的に得て生活している人が多いです。
実は私も元夫も個人事業主なので、我が家の子供達は週5で朝仕事に行き夜家に帰って来る、という親を見て育っていません。ですから、そういう生活を大人になったらするんだろうなという概念が無いと思います。
元夫の脳の発達障害のせいで感情や精神に関しての理解が著しく低い事から、モラハラ、DVとなってしまった事は残念でしたが、これもまた発達障害のお陰で知識量はずば抜けていて、快適ゾーンも普通の感覚を持った人とはかなりズレている為に一般的に人がしない事、出来ない事、わからない事、をする人です。
当然子供達もそういう父親の性質を少なからず受け継いでいるしそれを見ながらまたはそれに巻き込まれて育っているので、マジョリティーの人がいないフィールドで活動する事などは大いに父親から学んで欲しいと思います。
そして、自分を見つめ理解する事や、精神・感情面については私がして行けたら最強じゃん?と思った次第です。
そんな話をしていたら、ママ友に、「そういう特殊な子にとっては確かに良いかもね。だからあれだよね、クラスで疑問も感じずに座って居られる、大人にやれと言われたらテストもこなせる、でも群衆のど真ん中にいる、至って普通で特にやりたい事があったり強い個性や特技があったりするわけでもない、っていう子に取ってみたら、休みが増えても困るんじゃない?」と。「そして、多分大多数はそういう子ばかりだよ」と。
なるほどそうか。そこはだから週4か週5の学校を選ぶ選択肢が各家庭にあれば解決するって事で良いですか???
それにしても私が小学生の頃は週6だったもんなぁ。午前中で学校が終わり、そのまま下校の道すがらにある、母が友人数名と通っていた書道教室に行き、母が持ってきたお弁当を食べ、書道のお稽古をした後にそこの生徒みんなで外で遊ぶのが楽しかった思い出。
週4の学校が出現するという事は、将来的に週4日勤務の会社も多く出現する日が来ると言う事。その分、個々のサイドビジネスやキルアップに時間を当てたり、また心豊かに暮らせるように趣味や好きな事に時間を当てたりする事が出来るという事。
素敵ですよね。あなたは週3休みになったら、何をしますか?
最後まで読んで下さりありがとうございます。
今日の写真はサーファーズパラダイスのビーチから見る空です。
ご連絡:
ブログを始めた元来の目的に関する記述を書き終えてしまったので、ブログのタイトルと説明を今月中に変えるつもりです。今どうするか考え中ですが、決まったら変更前にご報告をしますのでタイトルが変わっても引き続きよろしくお願いいたします。少しずつ訪問して下さる方が増えて来てとても嬉しいです。ありがとうございます。