オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出る決意をしてから実際に出るまで ➂

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いのだと思い耐えて来たものの、子供達への執拗な精神的圧力と物理的暴力が頻繁に起き始め、家を出る決意をして実際に出るまでの実話です。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

 

一度目の学校のカウンセラーとの面談から一か月ちょっと過ぎた頃、全く同じ事が起きて再度カウンセラーから面談要請のメールが来ました。

 

この一か月ちょっとで、状況は徐々にしかし確実に悪化の一途を辿り、元夫への”しつけ”という名の子供達への暴力は週に1度以上起きるようになっていました。

 

そしてその時はもう私にはそれを止める事が出来ないという真実を重々理解していたので心境に変化が起きていました。

 

二度目の面談に行き対面して座ると、カウンセラーは開口一番「で、どうするつもりですか?」と私に尋ねてきました。

 

私は「子供達を連れて家を出ます」と静かに答えました。

 

カウンセラーも静かに「Good」と一言おっしゃいました。

 

短い会話でした。

 

後から考えるとよくわかるのですが、全ては本人が決める事なのです。

 

カウンセラーが一回目も二回目も、私にどうするつもりかを聞いたのは、それは私が決める事だからでした。

 

一緒にいるのも離れるのも、そして離れるならその後生きていくのも諸々の色んな事をしていくのも、全て私。

 

DVが起きていて子供に非常に危険な状態であれど、カウンセラーがその事を切々と訴えて家を出なさいとアドバイスした所で、私にその覚悟がない限り無駄な労力にしかなりません。

 

手は差し伸べてくれる、足元も照らしてくれる、行く方向も指し示してくれる、でも実際に足を動かして一歩一歩進んで行くのは本人なのです。

 

一度目の面談でカウンセラーは私に、発達障害だからといってやってはいけない事をやって良い理由にはならない、等のメッセージを投げて下さいました。

 

その時はこの方は何もわかってない、と思いましたが、然るべき専門家からキッパリと言われた言葉は、当時自分が悪いと思い込まされ物事に対して正しい判断能力を失っていた私の心に確実に一石を投じていたのです。

 

それからカウンセラーは、「一緒にいるも離れるも、両方茨の道です。でも今は10年後の子供達の笑顔を見据えて進みましょう」とおっしゃって下さいました。

 

それから、学校外部の機関で、家族を支援する団体に私への支援要請をするのでそこから連絡が入る事、良く話し合って家を出る為のサポートを受ける事、また、市のDVセンターを初めとしたいくつかの支援機関の情報を下さり、面談は終了しました。

 

部屋を出た時は、「とうとう言ってしまった、家を出ると決めてしまった」とまだその決断が現実ではないような、自分の意志ではないような、見えてはいるけれども手が届かない別世界の事のような感じで私の心のどこかに浮遊している感覚がしていました。

 

こうして私はまず「子供を連れて家を出る」という初めの一歩を踏む決断を下したのです。

 

 

家を出る決意をしてから実際に出るまで ④ に続く

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

駄文ではございますが、下記クリックして頂けますと私の経験を必要とされている方の目により留まりやすくなります。是非お力をお貸しください

 

 

 

'M PLUS 1', sans-serif; font-family: FontAwesome;