オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

家を出る決意をしてから実際に出るまで ④

こんにちは、オリーブです。今日もブログを覗きに来て下さりありがとうございます。

 

長年元夫からの精神的DVに気づかず私が悪いのだと思い耐えて来たものの、子供達への執拗な精神的圧力と物理的暴力が頻繁に起き始め、家を出る決意をして実際に出るまでの実話です。

 

初めまして、の方、どうぞこちらからお読み下さい ↓ ↓ ↓

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

二度目の学校のカウンセラーとの面談の日から程なくして、外部の2つの機関から連絡が入りました。

 

一つはDVの専門機関、もう一つは生活に困難を抱えている家族を支援する機関。

 

両団体はカウンセリングなども行っていて、DVの専門機関からは、ウーマンズシェルターとのつながりもあり、家を実際に出る時には電話をしてシェルターを申し込みなさいと指示を受けました。

 

もう一つの家族支援機関のオフィスはたまたま近所にあったので、翌週に実際にオフィスに行って話を聞いて貰う予約を取りました。

 

歯車はゆっくりと回り始めました。

 

でも、この時点でも私はまだ自分が本当に家を出る事が出来るのかイメージが沸かずまだ現実味がなくフワフワしていました。

 

翌週に家族支援機関のオフィスに行き、私の担当をして下さる方と2時間話をしました。

 

過去の事、現状、子供の事、家を出る決意をした事、など。

 

担当の方からは、家を実際に出るまでのステップ、どう進めたら良いか、気を付ける事、などの説明を受け、そして、一緒にチャイルドセーフティ(日本で言う児童相談所)に電話をしてくれました。

 

チャイルドセーフティの方は、「あなたが母として、”虐待だ”と思うのであればそれは虐待なのです」と言い、「今回は今すぐにチャイルドセーフティが何かのアクションを取る事はしないけれども、記録に残しますので、また次に何か起きたら必ず電話をして下さい」と付け加えました。

 

私は、この頃には家に元夫が居る時は常に古いスマホで録音をしていました。なので学校のカウンセラーにもこの家族支援機関の方にもチャイルドセーフティの方にも、元夫が暴力をふるい子供達が泣き叫んでいる音声を聞いて貰いました。

 

私がただ大騒ぎをしているだけだと思われたくなかったし、何よりも、私自身元夫から暴力の正当性(原因は子供にあり、元夫に非は無いという事)を繰り返し繰り返し聞かされていた為に、私が日常見ている元夫の子供への虐待が、本当に虐待なのか100%の自信が無かったのもありました。

 

家族支援機関の担当さんは、こんな事も言いました。

 

私がどう考えるとか、どういうプランで物事に挑戦するとか、人生において失敗したり成功したりするのは私の権利であり、私の人生そのものであり、それを奪う権利は誰にも無い、と。

 

この言葉は私にとっては大きな衝撃でした。

 

私は自分の考えを述べるとそれがいかに愚かで未熟であるか何時間も批判・否定されるという状態に長年ありました。

 

そして、元夫の意見が正しく、それに同意する、と言うまで拘束は続きますので、嘘でも元夫に同意するという事が繰り返されていました。

 

ですから私が考えて立てた愚かなプランで失敗や成功をするなどと言うのは、共に過ごす家族特に元夫に多大な迷惑をかける事であるばかりか無駄な時間を与えてしまう事であり、やってはならない事だと思い込まされていました。

 

ですが、担当の方は、私は私の考えをもって、私のプランを持って、生きてよいのだと、そしてそれを奪う権利はどこの誰にもないのだ、とおっしゃいました。

 

なんて事でしょう。そんな生き方が許されるなんて!

許されるばかりか、それが私の権利だなんて!

 

家を出る決意をしてから実際に出るまで ⑤ に続く

 

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