オリブロ

オーストラリア在住、2人の子供のシングルママ。

不満を持つという事、愚痴るという行為

自分は被害者であり自分に非は無く、周りが自分の意向に沿わない事が問題となっている。

 

それに自分は不満を持ち、そして愚痴る。

 

先日ママ会をした時の事です。

 

そのうちの一人のママさんが、夫と子供達の事について盛大に愚痴っていました。

 

ママ・妻歴15年前後の集団ですので、彼女の不満に対して色々なアドバイスが飛び交います。

 

が、彼女はそれら一つ一つのアドバイスに対し、それはしたけどうまくいかなかった、と答えます。

 

すると、次第にママ集団は、彼女の期待値や妥協点に対し、それらは勿論夫のそれまた夫が子供達に持って居るそれとは違うので、

 

そこを見直して調整してみるのはどうかという方向に移動して行きます。

 

ですが彼女は彼女の不満は最もであり、彼女が引いた境界線を越えて来る、

 

かつそれに対して話し合いをした所でまたは子供に罰を与えた所で家族がそこを反省して境界線を尊重するという事をしない状況に対して愚痴を言い続けるのでした。

 

とは言え、結果、夫や子供達は境界線を越えてくるのに対し、逆に家族が求める妻・母像に自分がなれるように誠心誠意応えようとしています。

 

勿論その応えようとしている事にも、それは自分の本意ではなく、家族がそれを求めるから、という理由で、そこに不満を募らせていました。

 

家族がどうであれ、彼女の中にどういった心理が起きたにせよ「応えようとする」のは「彼女が出した決断」であり、家族の決断ではありません。

 

Noと言う事で予想される衝突を避けたいから、また母としてすべきだと思っているから、色んな理由があるでしょう。

 

でもどんな理由にせよ、それは「彼女自身の決断」なのです。他人のではない。

 

そんな彼女は容姿や言動や能力など自分に対しても不満ばかりです。

 

誰がどんな意見を投げても頑なに家族の事にも、自分の事にも否定的な姿勢を崩しません。

 

しんどいだろうな、辛いだろうなと心底思いながら聞いていました。

 

以前の私自身がそうでしたので、痛い程その状況が理解出来ました。

 

主張の強い元夫、絶対に譲らない元夫。Noと言ったり従わない場合、やがて精神的DVへとそれは発展して行き、

 

その過程で私は自分に対する自信を無くして行き、自分に対してダメだしばかり、不満ばかりでした。

 

最終的に私は子供達の心身の健康を懸念し子供達を連れて元夫から離れる、という「決断」をしました。

 

aspergerlife.hatenablog.com

 

 

そう、全ては自分の決断なのです。私に於いて言えば、残るも去るも私の決断。

 

色々な事において、物事がバッチリと自分の要望に合う状況になるなど、この世で殆どと言って良い程起きる事はありません。

 

それにどうしても納得がいかないのであれば、それが「そう」なるまで諦めずにとことんこだわって押し進める決断をすれば良いのです。

 

私の元夫のように。もしかしたら家族を、家族の形を失う事になるかもしれなくても。それよりも自分の要望を叶える方が大切と思うのなら。それも決断です。

 

自分の要望に沿っては居ない状況を、妥協なり諦めなりの理由で受け入れるのであれば、それもまたそう決断すれば良いのです。

 

私のように、心身が安全ではない場合は別ですが、そうではなく、周りで起きている状況を甘んじて受け入れるという決断をしたのであれば、そこをキッパリ「良し」とする覚悟。

 

「良し」に対しては人は愚痴りませんから。

 

そうなる為にはそれを「良し」と決めたのは自分だと自覚を持つ事です。

 

自分が「良し」としたのだから、それを愚痴ったり期待したりもしない事。

 

他人に強制的に決められた、決めさせられた、のではなく、自分の決断と自覚を持つ事。

 

人間同士うまくやっていくには、自分と他人を正しく理解し、境目を上手に定める力が必要です。

 

自分の意見を押し通しても、相手の意見を受け入れすぎても、うまくはいかない。

 

そうやって周りの状況を少しずつ整理して「良し」にして行けば、いつしか毎日の生活から不満は消え、愚痴も減って精神的に楽になるでしょう。

 

その一歩目は、まず自分の自身に対するあれやこれやのダメ出しを「良し」としていく事です。

 

頑張り過ぎていませんか。自分に厳しすぎではありませんか。理想が高すぎではありませんか。等身大の自分を理解出来ていますか。

 

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